日本代表の森保一監督が、ガーナ代表戦後の会見で試合を振り返った。
カタール・ワールドカップ(W杯)へ向けて、熾烈なポジション争いが始まっている日本が、アフリカ予選を勝ち抜きW杯出場が決定しているガーナをホーム・ノエビアスタジアム神戸に迎えた。
試合は前半、堂安律と久保建英の連係からSB山根視来が攻撃参加し、フィニッシュ。29分に待望の先制点を決めた。しかし、44分その山根からのパスが中央で相手のジョーダン・アユーに渡り、ミドルを決められ同点となる。このまま前半が終わるかと思われたが、アディショナルタイムに左でボールを持った三笘薫が中央へ縦気味のクロスを入れると、堂安が走り込み触ろうとしたがそのままゴールに吸い込まれた。
2-1と前半を折り返した日本だが、後半立ち上がりからガーナに押し込まれる場面が多くなる。森保監督は、遠藤航に代わって田中碧、堂安に代わって伊東純也を投入。これで攻撃のリズムを取り戻し、73分三笘が左をドリブルで駆け上がりクロス、フリーで受けた久保建英が記念すべき代表初ゴールを決めた。
残り10分のところで上田綺世と三笘が下がり、前田大然と南野拓実が入る。直後、スピードを生かして右に入り込んだ伊東が中央へ折り返し、同じくトップスピードで飛び込んだ前田がチーム4点目を決め、日本は4-1で危なげなく勝利を収めた。
試合後、森保監督は「世界のトップに勝つために何をしなくてはいけないのかということを、ブラジルが教えてくれて選手が実践してくれた」と語る。そして、「個も大切だが個だけでは戦っていくのは難しい。チームとして連係・連動で上回り、速度やクオリティを上げなくてはいけない。今日の試合で選手がすぐに実践してくれた」と評価した。
また、この試合で森保監督は後半に3-4-3を試している。中盤に選手を増やすことで、コンパクトな守備を実現し、さらには連係の取れた攻撃面での可能性も見せた。
「攻撃も守備も選手たちの頑張りによって今日試せた。無失点に抑えつつ、守備をしてウイングバックが高い位置を取る、守備からのカウンターというチームの幅を作ることができた」と、4バックのベース作りを経てW杯でのオプション追加の段階に進んだ手ごたえを口にした。
日本はこの後、14日にパナソニックスタジアム吹田で行われるキリンカップ2022最終戦で、チリ代表に2-0で勝利した、チュニジア代表と対戦する。
