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「自分のところからはやられない!」 なでしこジャパンDF清水梨紗が柔と剛で戦うサッカー

今月20日からインドでAFC女子アジアカップが開幕。アジア3連覇と2023年FIFA女子ワールドカップオーストラリア・ニュージーランド大会の出場権獲得を目指すなでしこジャパンは、17日にインド入りし、21日にミャンマー(日本時間17時)、24日にベトナム(日本時間23時)、27日に韓国(日本時間17時)とグループリーグを戦う。中2日と調整日数が短い中、全試合出場にこだわる選手がいる。代表5年目となるDF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)だ。

今まで何度もけがを経験してきた清水だが、ここ1年は身体のケアを徹底することで、長期離脱もなくプレーできている。そんな「今」を大切にし、練習時間以外でのトレーニングを継続する意識を持ち、プロサッカー選手としてWEリーグでも活躍する。

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今回GOAL Japanでは、そんな清水梨紗に大会直前独占インタビューを実施。なでしこジャパンでの自身の役割と、チームが目指すものを聞いた。

■新しいなでしこと自分の役目

清水は現在25歳。なでしこジャパンに初招集されたのは2017年10月で、21歳のときだった。しかし、年代別代表時代から世界大会を何度も経験しており、2018年の女子アジアカップヨルダン大会にも出場している。「新しい選手が入ってきて、経験値的にも自分が上の立場になってきました」と自ら語るように、今大会ではチームを引っ張る立場にあるとも言える。

「意識してるわけではないのですが、ピッチ外ではいろんな人としゃべります。話すことが好きなので、全員と話しています」

主戦場はサイドバックだ。プレー面では、「味方が安心して試合に出られるように、ほかの選手がうまくプレーできるように自分が動くこと。そして、自分のところからやられないということを意識しています」と、攻撃面はもちろん、DFであるがゆえの守備のタスクも自覚している。

risashimizu_2(C) Masahiro Ura

■清水が持つ「柔と剛」

なでしこジャパンは昨年の東京五輪で、チームの目標は達成できなかった。高倉麻子監督が退任し、池田太新監督が就任。池田監督体制での初の活動となる昨年11月の欧州遠征(アイスランド戦/0-2、オランダ戦/0-0)にも清水は参加している。

「まず、今回のアジアカップに向けて、この欧州での2試合を経てきたことは、なでしこジャパンにとってすごくプラスになったと思います。負けと引き分けという厳しい結果ではありましたし、うまくいったことのほうが多分少ないんですけど、ここから積み上げていくことが絶対大事。次につながる遠征になったんじゃないかなと思います」

「今回は、久しぶりのアジアでの大会となります。アジアにはアジアなりの難しさがある。まず、体格差が同じだからこそ、相手も小回りが利くので(プレーを)読まれやすかったり、『ここだろう』と思ってプレッシャーをかけても、逆をつかれたりする。また、アジアでの戦いでは『日本に勝つ』という強いメンタリティーが色濃く感じられます。欧州とはまた違った難しさがあるんです」

「でも、自分のところでやられない」

 笑顔と真剣な眼差し。まさに自身のプレーのように「柔と剛」の両面を見せながら語った清水。

 柔軟なプレーの中にある強い意志。W杯を懸けて戦うアジアの真剣勝負で、そんな清水の勇姿が見られるに違いない。

(写真・Masahiro Ura)

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