【2012年/J1昇格プレーオフ・プレイバック】因縁めいた林丈統の決勝弾で大分が下克上を達成

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J.LEAGUE
毎年白熱の戦いを見せるJ1昇格プレーオフ。過去5シーズンのJ1昇格を懸けた激闘を振り返る。

2012年のJ2リーグは、ヴァンフォーレ甲府が優勝を果たし、1年でのJ1復帰を決めた。2位には、最終節で京都サンガF.C.を勝ち点で上回った湘南ベルマーレが滑り込んだ。8試合連続で首位が入れ替わる激戦を制し、自動昇格を決めたのは城福浩監督率いる甲府と曺貴裁新体制で躍進を遂げた湘南だった。

この結果、今季から新設されることになったJ1昇格プレーオフは3位・京都、4位・横浜FC、5位・ジェフユナイテッド千葉、6位・大分トリニータの4チームで争われた。

準決勝の京都vs大分は、大分FW森島康仁が4得点を挙げる活躍を見せ、大分が4-0で快勝。最終節まで自動昇格争いを繰り広げていた京都相手に、6位の大分が1つ目の下克上を達成した。もう1試合の横浜FCvs千葉もFW藤田祥史の2ゴールなどで、4-0と千葉が勝利。いずれも下位チームがアウェイで、上位チームを下す結果となった。

決勝の大分vs千葉は、中立地の国立競技場で開催。試合は、やや千葉が優勢に試合を進めるも、得点に動きがないまま、終盤を迎える。大分の田坂和昭監督は73分、FW木島悠と交代で、古巣との対戦となるFW林丈統を投入。

このまま引き分けに終われば、シーズンで上位の千葉が勝ち抜けるという状況だったが、大分は86分、森島のパスに反応した林が相手ディフェンスラインを抜け出し、ループシュートを決めて値千金の決勝点。シーズン6位の大分が下克上を達成。4年ぶりのJ1昇格を決めた。

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「シュートのときは余裕なんてなかったし、無心でした。なんでループが打てたのか分かりません。練習ではよく打っていたんですが、体が勝手に動いたという感じ」と試合後に語った林は、1999年に千葉でプロキャリアをスタート。京都在籍時の2009年10月24日に行われたJ1第30節の大分戦で大分の降格を決める同点ゴールをマークしている。

大分にとっては苦い過去であることは林も承知の上でだった。「大分のサポーターには、今日でやっとあの3年前のゴールを忘れてもらえると思う。サポーターから『林選手は大分からのイメージ悪いですよ』と笑って言われたことが何度もあるけど、僕にとってはその言葉はキツかった(笑)」

今回は古巣・千葉相手にJ1昇格の夢を打ち砕く終了間際の一撃。因縁めいた林のゴールは今も大分、千葉両サポーターの脳裏に焼き付いているはずだ。

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