Takashi_Uchino(C)Taisei Iwamoto

チームの勝利に貢献してカタールへ。内野貴史がU23アジア杯への思いを語る「勝ち負けを決めるのは細部」

フォルトゥナ・デュッセルドルフの内野貴史は、勝利に終わったブラウンシュヴァイク戦を振り返りつつ、15日に開幕するAFC U23アジアカップに向けた想いを口にした。

デュッセルドルフは7日、ブンデスリーガ2部の第28節でブラウンシュヴァイクと対戦した。試合は立ち上がりからデュッセルドルフが積極的な攻撃を仕掛けていくと、42分にフェリックス・クラウスがクロスのこぼれ球を決め切って先制。後半に入り、55分にはクリストス・ツォリスがPKを沈めてリードを広げた。このまま試合は終了。デュッセルドルフが大きな勝ち点3を手にした。

87分から左サイドバックとしてピッチに立った内野は、「入る前にディフェンスをちゃんとやらないといけないと言われていた」中でゲームを締め括る役割を徹底。その上で、「次、また自分がチャンスを掴むために、どこかで求められている以上のものを見せないといけない。チャンスがあれば積極的に前に出て行こうかなと思っていた」と攻め上がるシーンを披露した。最終的にイエローカードをもらう場面もあったが、落ち着いた守備を見せて無失点勝利に貢献。「結果がついてきて、それが一番よかった」と勝利を喜んだ。

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この試合を終え、内野はU23アジア杯に臨むU-23日本代表に合流すべくカタールに移動することになる。パリ五輪の出場権をかけた重要な戦いに挑むことになるが、「正直、いつもと違う緊張というか、今は楽しみだけではない気持ちを今回の代表活動に感じている。それがいい結果に繋がるように、その危機感を感じながらいい準備をしていければいいかなと思っています」と気持ちを高めている。

また内野は、アジアでの厳しい戦いに向け、勝ち進んでいくために必要なことを説明した。

「自分たちのやりたいサッカーのイメージを持って試合に入りますけど、実際ピッチの上ではそんなに簡単にいかないと思いますし、結局、人間対人間なのでそんなに大きな差は別にない。勝ち負けを決めるのは本当に細部のところだと思うので、(球際など)そういうのを怠らずにやっていけたら。自分たちのやりたいサッカーをやることもそうだけど、相手にやらせないこと、(難しい時間に)ちょっと我慢するなど、そういうやりたくないことを怠らずにやることが大事だと思います」

「泥臭い相手にはこっちも泥臭く勝つという気持ちでやっていかないと絶対に足元をすくわれる」と前を向いた内野。パリ五輪の出場権をかけたU23アジア杯でどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

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