日本代表は25日の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。
20日のバーレーン代表戦を勝利で飾り、開催国のカナダ、メキシコ、アメリカを除けば、世界一番乗りでW杯出場を決めた日本。チーム最年長のDF長友佑都は「5回目だから慣れたというか、後輩たちが慣れさせてくれたという部分がある。自分の経験と回数、あとは後輩たちが危なげなくこれだけ戦ってくれているところも含め、W杯出場の嬉しさは徐々に減ってきている。それよりも、W杯で何を残すかというところに焦点を当てていて、『サバイバルが始まるな』という危機感の方が自分は強い」と率直な思いを語る。
そんな38歳DFは今最終予選でベンチ外が続き、今活動はFC東京で右ふくらはぎを痛めた影響でサウジアラビア戦の前日練習も別メニュー調整。サウジアラビア戦から選手内での生き残りをかけた争いが始まるが、今回の出場も「厳しい。明日の試合は。やっぱりまずしっかりと治すというところ。全然ひどいケガではないけど、100%で戦えないと、戦う資格はないと思う」と欠場見通しを示した。
現状、これから始まるサバイバルレースで出遅れとなるが、「緊張感はもちろんあるけど、そこに絶対に食い込んで、勝っていけるという自信はある。W杯に出ているイメージもしっかりとある。やるべきことをしっかりと積み重ねれば、日々やっていければ、そこにたどり着けると思っている」ときっぱり。また、チームとして掲げる“W杯優勝目標”にも「『優勝できる』と心の底から出てくる」とし、自身の集大成を示唆しながら力説した。
「(2014年の)ブラジル(大会)のときは言っているんだけど、心の底から描けていたかというと、そうではなかった。でも、今はこのメンバーで1つになって戦えれば、『優勝いけるな』と心の底から思っている。正直、過去4回とも優勝以外は失敗だと思っているし、敗者だと思っている。正直、優勝以外は失敗、敗者だと思っている」
「2位であろうと、ベスト4に入ったとしても敗者だと思う。5度目の正直。僕にとっては最後になる。毎回『最後になる』と言っているけど、おそらく最後。5度目の正直で、ここでしっかりとみんなと一緒に喜びを分かち合いたい」

