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鹿島アントラーズ指揮官ザーゴが見た日本人の新型コロナウイルス対策「だからイタリアとは違う」

鹿島アントラーズのザーゴ監督が20日、イタリアのラジオ局『Tele Radio Stereo』のインタビューに応じ、日本の印象などについて語った。

現役時代は柏レイソルで1年間プレーしたほか、セリエAローマで活躍し、2001年に元日本代表MF中田英寿氏らとともにスクデットを獲得したザーゴ。1月から鹿島の指揮を執るブラジル人監督は、イタリアラジオ局のインタビューに応じると、新型コロナウイルスをめぐる日本の状況について自身の見解を示した。3月上旬から急激に感染が拡大し、2万4000人を超える死者を出したイタリアと比較している。

「世界各国と変わらず、ここでも今は難しい時期だ。ただこれまで被害が大きくなかったのは、日本では早くも1月からマスクの使用や手洗いを呼びかけたり、空港や駅など人混みを避けるように注意喚起したりしていたからだと思う。日本人はこういったことを徹底していた。だから、イタリアとは違う状況にあるのだろう」

また、ザーゴはローマに所属していた1998年から2002年を回想。当時を振り返った。

「当時は世界最強の選手たちがイタリアでプレーしていた。(ジョージ)ウェアや(オリヴァー)ビアホフ、(ガブリエル)バティストゥータ、(エンリコ)キエーザ、(フィリッポ)インザーギ、(アレッサンドロ)デル・ピエロ、(ダビド)トレゼゲ、(ジネディーヌ)ジダン。それに(ロベルト)マンチーニもまだ現役だった」

「私が最も手を焼いた選手を1人挙げるのは難しいが、最強だったのはおそらく(元ブラジル代表)ロナウドだろう。イタリアでは最高のプレーを見せていたね。それに(クリスティアン)ヴィエリも手強い選手だった。フィジカルが非常に強く、加えてスピードもあった。ボールを上手くキープするので、相手はイライラさせられたものだよ。もしかしたら彼が、最も手を焼いた選手の1人かもしれないね」

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