アーセナルは、数々のタレントをボルシア・ドルトムントに連れてきたスヴェン・ミスリンタート氏の引き抜きを画策しているようだ。『ESPN FC』が伝えている。
香川真司、マッツ・フンメルス、ロベルト・レヴァンドフスキ、ピエール=エメリク・オーバメヤン、ウスマン・デンベレ…。2007年にドルトムントに加わったミスリンタート氏は、チーフスカウトとして近年同クラブでブレイクを果たしてきた数多くのタレントたちの獲得における決定的な存在だ。
『ESPN FC』は、同氏が以前「私のスカウトとしてのキャリアにおいてキープレーヤーだったのは香川真司」と話していたことを紹介した。2013年のチャンピオンズリーグ決勝まで勝ち上がったチームの中心メンバー、近年ドルトムントで評価を高めたプレーヤーたちのほとんどを“発掘”した当時者として伝えられている。
そんなミスリンタート氏が、補強政策を練り直しているアーセナルと交渉に入っているという。昨年以来ドルトムントのプロ部門を率いる同氏だが、今夏にはバイエルン・ミュンヘンも招へいを目指していた。その際、上司に当たるドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はその退団の可能性を強く否定したが、今回は関係者や本人はコメントを控えており、今後の動向に注目したいところだ。




