2022年カタール・ワールドカップの組織委員会のCEOを務めるナセル・アル・ハタル氏が、大会開催へ向けた準備や近隣諸国との共催の可能性について、『Goal』のインタビューで語った。
史上初めて中東で開催される2022年W杯。開幕まであと3年となり、現地では急ピッチでスタジアム建設やインフラの整備が進められている。
外国から多くの観戦客が訪れることが予測されるが、カタールでは宗教上の理由もあり、法律でアルコール飲料の持ち込みが禁止。飲酒自体は認可を受けた場所では可能だが、基本的には公の場で飲むことは違反行為とみなされている。
しかし、アル・ハタルCEOは特別スペースを用意することを示唆しつつ、カタールW杯はサポーターにとって最高の体験となることを約束している。
「最高委員会とカタールのステークホルダーたちは、ファンのW杯での体験について特に注意を払うようにハードワークしている。疑いなくエンターテイメントの部分、特にホスピタリティ、そしてF&B(食事と飲料)の側面でも忘れられない体験になるはずだ」
「特に、砂漠での体験をパッケージとしてファンが楽しめるように気を遣っている。ファンに楽しんでもらえるのではないかと思うよ」
「アルコール関連の話となると、メディアはいつもそれを話題に持ち出す。ご存知のようにカタールは保守的な国だ。だが、同時にホスピタリティあふれる国だ。“おもてなし”は我々のDNAに刻み込まれているから、来場者や住人が心地よく感じることを保証するよ」
「飲酒の文化を持つ人がいることも分かっている。カタールでもアルコールは合法だ。他の国と比べれば規制は厳しいかもしれないけれど、入手はできる。W杯の間、特別に場所を提供しようと思っている。飲みたい人がお酒を楽しめる空間をね」
また、近隣諸国との共催の可能性にも言及。基本はカタール一国での開催を目指しているとしつつ、6月までに取るべき方針を決めると語った。
「まずはっきりさせておきましょう。今はまだ実現可能性を探っている段階です。また、協議も行っている最中です。これらのプロセスが終わり次第、その成果が公表されるだろう」
「突き詰めれば、それは我々が決断をすること。つまりカタールがね。32チームがカタールで試合を行うW杯として立候補したからね。けれど、国は実現の可能性を探る試みに対してオープンだ。このW杯を開催するジョイントベンチャーとして、32チームで行うW杯として今はプランを組んでいるが、引き続き、6月までには取るべく方針を決めることになると思う。だが現時点では、カタールでの32チームのW杯を前提に動いているよ」
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