チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対マンチェスター・ユナイテッドが行われ、3-1でマンチェスター・Uが勝利を挙げた。『Goal』では、この試合をフォーカスマッチとして選手採点を実施した。
ファーストレグを0-2で落とし後がないマンチェスター・Uだったが、開始2分にロメル・ルカクが先制点を奪取。その後両チーム1点ずつを奪い合い、迎えた後半アディショナルタイム、ビデオ判定の結果得たPKをラッシュフォードが確実に沈め、試合は3-3で終了。2試合合計スコア3-3、アウェイゴールの差でマンチェスター・Uが大逆転。CL史上初めて、ホームでの第1戦を2点差以上で落としてから、第2戦での逆転突破を決めたチームとなった。
この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象
■PSG選手採点

GKジャンルイジ・ブッフォン【1.5】
“らしくない”パフォーマンスだった。1失点目は難しい場面とは言え、ルカクにプレッシャーをほとんどかけられず。2失点目に繋がったラッシュフォードのシュートシーンでは、絶対にこぼしてはいけない場所にボールを弾いてしまった。
DFティロ・ケーラー【1.5】
あまりにも軽率なバックパスで、開始早々に先制点を献上。一気に試合を難しくしてしまった。
⇒トマ・ムニエ【-】
右サイドを活性化させるために投入されたが、あまりボールに絡めず。
DFチアゴ・シウバ【4.0】
今日も優雅にボールを扱い、ビルドアップ面で大きく貢献。パス本数(109)、パス成功率(94.5%)で両チームトップを記録した。守備面でもソリッドなパフォーマンスを披露。
DFプレスネル・キンペンベ【2.5】
不運な形ではあったが、逆転を許すPKを献上。ルカク&ラッシュフォードに苦しむ場面も。
DFフアン・ベルナト【3.0】
攻撃面で有効なオプションとなり、同点弾も記録。しかし課題の守備面、一対一の対応では後手に回った。
MFマルキーニョス【3.5】
キャリアを通して中盤をこなしてきた選手のようなプレーぶりだった。落ち着いたカバーやパス出しで、ヴェッラッティとともに中盤を制圧。
MFマルコ・ヴェッラッティ【3.5】
至る所に顔を出し、チームのリズムを作った。ポゼッション獲得数「11」は両チーム最多。
MFダニ・アウヴェス【3.5】
最多のタッチ数(130)、敵陣パス成功数(82)を記録。右サイドでテンポを出しながら、正確なキックでムバッペらへ危険なパスを供給した。
MFユリアン・ドラクスラー【2.0】
ボールを触るために顔を出そうと努力は見せた。しかし、深い位置で相手の脅威になることはできず。70分に途中交代。
⇒レアンドロ・パレデス【2.0】
不必要なタックルで警告を受ける。
MFアンヘル・ディ・マリア【3.0】
正確なクロスやミドルシュートでデ・ヘアを脅かした。
FWキリアン・ムバッペ【3.0】
鋭い飛び出しで相手守備陣の脅威となり、アシストもマーク。しかし滑るピッチに足をとられる場面が目立ち、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。
監督:トーマス・トゥヘル【3.0】
3失点ともミスや不運な形であり、苦しい采配に。試合の主導権を握ることには成功していたため、責められる必要はないだろう。
■マンチェスター・U採点

GKダビド・デ・ヘア【3.5】
ベルナトのシュートやムバッペとの一対一に上手く対応。失点シーンはノーチャンスだったが、それ以外ではいつも通り安定したパフォーマンスを披露した。
DFエリック・バイリー【2.0】
慣れない右サイドバックで先発。しかし、失点シーンではベルナトを完全に見失ってしまった。35分に負傷交代。
⇒ジオゴ・ダロット【2.5】
急遽難しい場面で投入されたが、試合にうまく入れず。バックパスのミスでムバッペにボールを渡してしまう場面も。
DFクリス・スモーリング【4.0】
失点シーンではラインを上げ損ねたものの、最多7度のクリア、3度のインターセプトを記録。ディフェンス陣を引き締めた。
DFビクトル・リンデロフ【3.5】
大きなミスもなく、落ち着いたパフォーマンス。強固な守備ブロック形成に貢献した。
DFルーク・ショー【3.0】
攻撃参加するシーンは少なかったが、粘り強い対応を見せた。
MFアシュリー・ヤング【3.0】
スタートは右の中盤として、前半途中からは右サイドバックとしてプレー。落ち着いたプレーを披露した。87分に途中交代。
⇒メイソン・グリーンウッド【-】
MFスコット・マクトミネイ【4.0】
中盤底でヴェッラッティらに睨みを効かせ、最も危険な場所では仕事をさせなかった。最多5度のタックルを記録。
MFフレッジ【3.5】
攻撃の場面ではほぼ目立たなかったが、相手に振り回されながらも粘り強い守備で対応した。
MFアンドレアス・ペレイラ【3.0】
押し込まれた中でほとんどの時間守備に回った。懸命に走り、穴を作らなかった。80分に途中交代。
⇒タヒス・チョン【-】
FWマーカス・ラッシュフォード【4.5】
強烈なシュートで2点目を導く。さらに後半アディショナルタイム、逆転突破のかかったPKを見事に沈めた。公式戦キャリア初のペナルティだったようだが、プレッシャーなどまるで感じさせない大物ぶりを発揮。
FWロメル・ルカク【4.5】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
2得点ともやや運があったかもしれないが、2ゴールを挙げたことこそ最も重要な事。彼の2発がなければCL史上初の逆転劇は起こり得なかった。全体的に守備に回る時間が多かったが、スペースへの飛び出しや反応の速さは体のキレを感じさせた。
監督:オーレ・グンナー・スールシャール【4.5】
フットボールの神に愛された男。現役時代に史上最高の逆転劇とも言える“カンプ・ノウの奇跡”を起こし、今度は指揮官としてCL史上初の逆転劇を成し遂げてみせた。主力選手を10人近く欠く中でやれることは限られていたが、選手の最高のパフォーマンスを引き出すことに成功している。
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