チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグが4月30日に行われ、トッテナムとアヤックスが対戦した。『Goal』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
ファーストレグで、トッテナムはハリー・ケイン負傷、ソン・フンミンを累積警告で欠く“飛車角”落ち。一方のアヤックスはフレンキー・デ・ヨングやマタイス・デ・リフト、ハキム・ツィエクら生きのいい若手が先発した。
試合は前半から波に乗ったアヤックスが先制点を奪うと、後半には反撃を許しながらも、1-0で先勝。敵地でアウェーゴールを奪い、いい形でホームでのセカンドレグへ臨むこととなった。
この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象
■トッテナム選手採点

GKウーゴ・ロリス【2.5】
ドフリーでシュートを許した失点場面は、おそらく世界中どこを見渡しても止められるGKはいない。逆にそれ以外ではファン・デ・ベークのシュートを足に当てるなど、さすがの対応だった。
DFキーラン・トリッピアー【2.5】
得意のキックからFKで好機を生み出すも、得点には至らず。オープンプレーでのクロスは可能性を感じさせるものが少なかった。
→DFフアン・フォイス【-】
DFダビンソン・サンチェス【2.0】
最終ラインでありながら、トラップミスやパスミスを狙われた。不安定なのも通常運転と言えるが…。
DFトビー・アルデルヴァイレルト【2.5】
前への強さといった持ち味は発揮。しかし、この試合最大のチャンスの一つであった前半終了間際のヘディングは枠に入れたかった。
DFヤン・フェルトンゲン【-】
大一番で復帰したが、無念の負傷交代となった。
→MFムサ・シソコ【3.5】
投入からチームは完全に勢いを取り戻した。フォーメーション変更とともに、チームに活力を与えた。
DFダニー・ローズ【2.0】
攻守両面において糾弾されるべき出来だった。失点にも絡み、5人が最終ラインに並びながら、縦パスを通させてしまうという失態は大きな代償に。
→DFベン・デイヴィス【-】
MFビクター・ワニャマ【2.0】
シソコと比べると、存在感は希薄だった。そもそも攻撃的なタスクを担っていないとは言え、ボールを持ったときのアイディアのなさは厳しいものがある。
MFデレ・アリ【2.0】
またもビッグマッチで消えてしまった印象。受け手としても輝くだけに、ルーカスとジョレンテに生かされるシーンは皆無だった。
MFクリスティアン・エリクセン【2.0】
チームがクロス攻勢を続ける中で存在感を消していった。もっと中央でボールに絡むことができれば、攻撃にバリエーションをもたらせたはずだが…。
FWルーカス【2.5】
攻撃の起点として奮闘したが、チームのスタイルと自身のスタイルがマッチせず。スペースがなければ、持ち味も生きない。
→DFベン・デイヴィス【-】
FWフェルナンド・ジョレンテ【2.5】
空中戦の強さはさすがで、アヤックスの泣きどころを攻め続けた。一方で、ケインとソンの大きな穴を埋めることはできず。再三のクロス攻勢をものにできなかった。
監督:マウリシオ・ポチェッティーノ【2.5】
3バックでの入りは失敗と言っていい。シソコの投入もあり、流れを引き寄せたが、そこから決定打となる采配は見せられず。エース2人の不在に加え、アクセントとなれる選手がいなかったのはさすがに厳しかったか。
■アヤックス選手採点

GKアンドレ・オナナ【3.5】
安定した対応でクリーンシートに貢献。時折見せる大ポカの悪癖も表れず、アヤックスファンも安心。
DFダレイ・ブリント【3.0】
ベテランはジョレンテに高さで出し抜かれるシーンもあったが、読みで対応。鋭いインターセプトを見せることも。
DFニコラス・タグリアフィコ【3.0】
ファウルでイエローを受ける場面もあったが、基本的には守備面で安定。堅実なパフォーマンスだった。
DFジョエル・フェルトマン【3.5】
不用意なロストからイエローを頂戴したが、対面したローズに仕事をさせず。目立ちはしなかったが、クリーンシートにしっかりと貢献。
DFマタイス・デ・リフト【4.0】
デ・ヨングと並ぶもう一人の柱は、後半に存在感を発揮。クロスを跳ね返し続け、キャプテンとしての重責を全う。
MFラッセ・シェーネ【3.5】
序盤こそパスミスもあったが、徐々にリズムに乗り、ベテランらしい味のあるプレーを披露。そして、パワー面でマズラウィに託すことに。
→DFノゼア・マズラウィ【3.5】
戦術的なタスクも持っての投入となったが、しっかりと求められた役割を理解していた。カウンターの場面では力強いドリブルから好機も演出。
MFハキム・ツィエク【4.5】 ☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
右サイドでスタートしながら、左サイド、中央に移ってのパフォーマンスは、まさに創造性あふれるアヤックスの攻撃の象徴だった。アヤックスが敵地での大一番でいつもどおりのプレーを見せられたのは彼の影響が大きい。特に先制の場面ではまさに針の穴を通すパスだった。
→FWクラース・ヤン・フンテラール【-】
MFドニー・ファン・デ・ベーク【4.0】
何より言及すべきは先制のシーン。あまりに時間ができたため、固くなってしまってもおかしくなかったが、シュートフェイントから落ち着いたフィニッシュだった。前半に訪れた決定機は、あともう少しボールが浮いていれば、ネットを揺らしていたが…。
MFフレンキー・デ・ヨング【3.5】
ボールを落ち着かせ、チームのバランスを取る感覚はこの若さですでに世界屈指。ほぼミスなく90分間を終え、自身の価値を上げ続けている。
MFダビド・ネレス【3.0】
ポジションを変えながら、効果的な働きをしたところまではツィエクと同様。しかし、後半に訪れたカウンターでの絶好機はポストに。ツキがなかった。
FWドゥシャン・タディッチ【3.5】
リンクマンとしての働きはいつもどおり。チャンスシーンには必ず顔を出し、ファン・デ・ベークのシュートシーン、後半のネレスの決定機でもラストパスを送った。不可欠な存在であることは言うまでもない。
監督:エリック・テン・ハーグ【4.0】
チームにどのような声をかけたかは定かでないが、いつもどおりのパフォーマンスを発揮させたことは見事。加えて後半のマズラウィ投入など、バランス感覚も名将のそれである。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です





