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【選手採点】“奇跡”のリヴァプールは全員がMOM級!最低点は古巣戦で行方不明の…

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグが行われ、バルセロナとリヴァプールが対戦。『Goal』では、この試合をフォーカスマッチとして、選手採点を実施した。

アンフィールドでリヴァプールが“奇跡”を起こした。ファーストレグを0-3で落とし、さらに大黒柱ロベルト・フィルミーノとモハメド・サラーがメンバー外。絶体絶命に追い込まれたレッズだったが、8分でディボック・オリギが先制点を挙げる。するとサポーターの大歓声を受け、バルセロナを飲み込んでしまう。後半から投入されたジョルジニオ・ワイナルドゥムが2ゴールを奪うと、最後は79分に意表をついたCKからオリギが4ゴール目。2試合合計4-3、3点差をひっくり返したリヴァプールが2季連続のファイナル進出を決めた。

この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象

■リヴァプール採点

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GKアリソン【5.0】

バルセロナにチャンスがないわけではなかった。枠内シュートは5本記録している。しかし、またもブラジル代表守護神が立ちはだかった。5本の枠内シュートすべてをセーブ。昨季はローマでバルセロナ相手に3点差をひっくり返したが、またも大逆転突破に貢献している。

DFトレント・アレクサンダー=アーノルド【5.0】

両チーム最多タイのインターセプト(4)を記録し、タッチ数(81)、パス本数(56)はチーム最多。クロスも最多8本成功させた。そして、“奇跡”を呼び込む意表をついたCKは、世界中で誰もが予想していなかったことだろう。

DFジョエル・マティプ【4.5】

ファン・ダイクとともにメッシ、スアレスら世界屈指のアタッカーを封じ込めた。16分には裏を取られながらも、ボックス内でメッシのボールを奪い、チームの危機を救っている。

DFヴィルヒル・ファン・ダイク【4.5】

出場も危ぶまれたが、先発して無失点に貢献。圧倒的な存在感で最多クリア数(5)を記録しただけでなく、正確なフィードでチームの攻撃の起点となった。ゴールには繋がらなかったが、CKで華麗なヒールシュートも披露。

DFアンドリュー・ロバートソン【4.0】

負傷で前半のみの出場とはなったが、果敢なオーバラップからのシュートなど、豊富な運動量で左サイドを支配していた。

→MFジョルジニオ・ワイナルドゥム【5.0】

ファーストレグでは批判を受けたオランダ代表MFだが、セカンドレグでは“英雄”となった。ベンチスタートとなり「怒りを感じていた」と話していたが、その怒りを見事に力に変え、45分間の出場で2ゴール。この“奇跡”の主役は間違いなくワイナルドゥムだ。

MFファビーニョ【4.5】

試合序盤からメッシやスアレスといった世界屈指のアタッカーと激しいデュエルを挑み、最多タイのタックル数(4)を記録。攻撃の芽を摘み取り続けた。

MFジョーダン・ヘンダーソン【5.0】

偉大な主将スティーブン・ジェラードからキャプテンマークを受け継いだ男は、それに相応しいパフォーマンスを披露。足を痛めながらも、90分通してピッチを縦横無尽に走り回り、“奇跡”の序章となった先制点をお膳立て。守備面でも最多タックル数(4)を記録している。

MFジェームズ・ミルナー【4.0】

前半は中盤、後半は左SBとしてフル出場。ロバートソンの負傷という緊急事態の中、その運動量とユーティリティ性でチームを助けた。最多13回のポゼッション回復も記録。

FWジェルダン・シャキリ【3.5】

サラーの代役として出場し、パスミスは多かったものの攻守に献身的に働いた。90分に途中交代。

→ダニエル・スタリッジ【-】

FWディボック・オリギ【5.0】

開始8分で先制弾を決めてチームの流れを引き寄せると、79分にはアレクサンダー=アーノルドの意表をついたCKに見事反応。1タッチで4点目を奪い、“奇跡”の立役者の1人となった。

→DFジョー・ゴメス【-】

FWサディオ・マネ【5.0】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ

ゴールやアシストこそなかったが、最前線の空いているスペースに何度も飛び出しチャンスメイク。果敢なデュエルでは対峙したS・ロベルトを圧倒。バルセロナ守備陣にとって最も脅威になっていた。それだけでなく、守備時には最後方まで下がってサポート。大逆転劇のMVPだ。

監督:ユルゲン・クロップ【5.0】

試合前には選手たちに「相手が相手だから逆転は不可能だ」と話していたようだが、本当に諦めていたのだろうか。“飛車角落ち”の厳しい状況の中でも選手たちが100%以上の力を発揮できたのは、彼がピッチサイドにいたからだろう。ピッチ上の11人はクロップの魂が乗り移ったかのような情熱と決意を見せた。指揮官も含め、全員がMOMと言っても良いのかもしれない。

■バルセロナ採点

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GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン【2.5】

4失点ともボックス内でフリーでシュートを許しているため、GKにできることはほぼなかった。最後の失点は準備が出来ていなかった。

DFセルジ・ロベルト【2.0】

対峙したマネが最高のパフォーマンスを披露したため、90分を通してやられ続けてしまった。

DFジェラール・ピケ【2.0】

最多クリア(9)、最多インターセプト(4)を記録したものの、前半の内から膝に手をついていたことがいかにバルセロナ守備陣にとって厳しい戦いになったかを物語っている。3失点目のシーンでは背後のワイナルドゥムを見失っていた。

DFクレメント・ラングレ【2.0】

リヴァプールに圧倒される中、ラングレ自身も完全に相手に飲まれてしまった。

DFジョルディ・アルバ【2.5】

前半の10分過ぎから続いたチャンスシーンでは、後方からの攻撃参加でチャンスを演出。しかし、チームが劣勢に陥る中で踏ん張りきれず。

MFセルジ・ブスケツ【2.5】

最多90本のパスを記録し、ビルドアップの場面ではいつも通り中心に。しかしチーム全体がリヴァプールの勢いに圧倒される中で、苦しい戦いとなった。

MFアルトゥーロ・ビダル【3.5】

チーム唯一のファイターとしてビッグゲームで引き続き先発を飾った。最多タックル数(7)を記録。体を投げ出しハードワークを繰り返していたが、75分に途中交代に。これが勝負の分かれ目となったか。

→アルトゥール【-】

MFイヴァン・ラキティッチ【2.0】

パスミスが2失点目に繋がってしまった。ボールを自由に持てない中で守備面でのデメリットが目立ってしまった。

→マウコム【-】

FWリオネル・メッシ【2.5】

常にリヴァプール守備陣の脅威であり、前後半で惜しいシュートを4つ放った。だが、特に後半はリヴァプールに主導権を奪われていく中でタッチ数も減ってパスが来ず。「普段のメッシ」からは程遠いパフォーマンスになってしまった。

FWルイス・スアレス【2.0】

枠内シュートはわずか1本のみ。マティプ&ファン・ダイクのCBコンビに封じ込まれ、仕事をさせてもらえず。古巣ファンからは手厳しい“歓迎”も受けた。

FWフィリペ・コウチーニョ【1.0】

アンフィールドで姿を確認できたのは10分からの数分間のみ。その後行方不明となった。60分に古巣ファンからブーイングを浴びて交代。

→DFネルソン・セメド【2.5】

流れを食い止めるために投入されたが、時すでに遅し。

監督:エルネスト・バルベルデ【1.0】

采配のすべてが後手に回り、効果的にチームを動かずことはほとんどなかった。指揮官自身もアンフィールドに飲み込まれてしまった。これで2季連続3点差をひっくり返されて敗退となったが(昨季はローマとの準々決勝で第1戦を4-1と制しながら、第2戦で0-3と敗れ敗退)、偶然ではないだろう。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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