チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが行われ、リヴァプールとバイエルンが対戦。『Goal』では、この試合をフォーカスマッチとして、選手採点を実施した。
試合はアンフィールドで大声援を受けるリヴァプールが、セカンドボールを拾い、チャンスを作っていく。しかし、バイエルンの粘り強い守備を前に強力3トップは沈黙。撃ち合いになるとも予想されたファーストレグはスコアレスドローに終わっている。
この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象
■リヴァプール選手採点

GKアリソン【3.0】
パスミスを相手に引っ掛けてピンチを招くシーンがあったものの、表情一つ変えないポーカーフェイスぶりがW杯以来再び。数少ないシュートもしっかりとセーブしていた。
DFアンドリュー・ロバートソン【2.5】
ニャブリとの同世代対決ではやや後手に。ミスもあり、前半は縦に抜かれてクロスからあわやというシーンも作られた。オーバーラップでもキミッヒのほうが一枚上手だった。
DFファビーニョ【3.5】
ファン・ダイク不在を感じさせなかったのは彼の存在が大きい。対人の強さはさすがで、レヴァンドフスキ相手に一歩も引かず。
DFジョエル・マティプ【3.0】
かつてシャルケで、バイエルン戦でデビューした男はアンフィールドで再び立ちはだかった。守備だけでなく、セットプレーでもターゲットとなる。元同僚・ノイアーを焦らせるシュートが打てれば…。
DFトレント・アレキサンダー=アーノルド【3.5】
コマンとのマッチアップには完勝と言っていい出来。攻撃面でサラーとともにもう少しアラバを煩わせることができれば、試合結果も違っただろうが。
MFジョーダン・ヘンダーソン【4.0】
主将として堂々たるパフォーマンスを発揮し、KOPが誇りに思ったことは間違いない。攻守で体を張り、レジェンド・ジェラードを彷彿とさせた。
MFナビ・ケイタ【3.0】
ワイナルドゥムとともに推進力でチームを牽引。ゴールへの強い意識からシュートも放ち、結果的にマネの決定機も生み出すことになった。
MFジョルジニオ・ワイナルドゥム【3.5】
ここ数試合での好調を持続。推進力も出しながら、フィルターとしても活躍。改めてクロップ・リヴァプールに必要不可欠な選手であることを証明した。
FWサディオ・マネ【3.0】
類まれな身体能力を活かし、バイシクルシュートなどで前半最大の決定機を創出。彼でなければ見せ場にすらならなかったシーンだが、能力を考えれば、ゴールも欲しかった。
FWロベルト・フィルミーノ【3.5】
直前までメンバー外の可能性も伝えられ、体調的には万全ではなかったはずだが、前線で圧倒的な存在感を発揮。彼がボールに絡めば、攻撃がスピードアップした。途中で交代となったのは、バイエルンにとって幸運であったはず。
FWモハメド・サラー【2.5】
右サイドから切れ込み、雰囲気は感じさせたが、全体的にはアラバに抑えられた。連携が高い位置で発揮できれば…。
監督:ユルゲン・クロップ【2.5】
大得意のアンフィールドで勝利に導くことはできず。リンクプレーで違いを作っていたフィルミーノを下げたこともやや疑問符が付き、攻撃的なカードのジェルダン・シャチリ、アダム・ララーナもベンチに置いたままだった。
■バイエルン選手採点

GKマヌエル・ノイアー【3.0】
攻められていたものの、自身へと向かってきたボールは少なく、“手”での仕事は少なかった。その分、足でビルドアップに貢献し、久々に精度の高いフィードを披露した。
DFダビド・アラバ【3.0】
サラーとマッチアップしたこともあり、攻撃は控えめに。サラーに仕事をさせなかった一方で、コマンとの連携は今ひとつで、違いを作れなかった。
DFマッツ・フンメルス【5.0】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
90分を通して攻守で大きく貢献。前半は中盤が機能不全に陥りながら、個人のビルドアップ能力でチームを助けた。後半は集中力と鋭い読みで、リヴァプールの最終局面をシャットアウト。完全にかつてのパフォーマンスを取り戻した。
DFニクラス・ジューレ【3.5】
フンメルスほどの“鬼神”ぶりではなかったが、安定したプレーを披露。すっかりフンメルスとのドイツ代表コンビも板についてきた。
DFヨシュア・キミッヒ【4.5】
攻撃が最大の持ち味であるサイドバックだが、この日は自重。守備で強力なアタッカーを完封しただけでなく、イレギュラーなピンチでも落ち着いて対応し、大きな進歩を感じさせた。サスペンションによりセカンドレグへ出場できないのは、バイエルンにとって大きな痛手となりそうだ。
MFチアゴ・アルカンタラ【3.5】
前半、バイエルンの選手たちが高いインテンシティに戸惑う中、一人飄々とクールにプレー。高い技術に裏打ちされた落ち着きを見せた。
MFハビ・マルティネス【4.0】
終盤には、出場機会がなかったこともあり、足をつったが、守備ではさすがの貢献だった。前半はビルドアップに絡めず苦しんだが、時間の経過とともに馴染み、存在感を発揮。ビッグマッチでは欠かせない選手であることを証明した。
MFハメス・ロドリゲス【3.5】
ゴレツカ不在で攻撃面での貢献が期待されたが、いい場面でなかなかボールを持てず。それでも評価が及第点以上なのは守備での貢献。体を張ってチームを助け、イメージとは異なる泥臭い働きぶりを見せた。
MFキングスレイ・コマン【2.5】
圧倒的スピードを誇るものの、この日はサラーを警戒していたこともあり、守備に奔走気味。強いプレッシャーにさらされ、ボールも収まらなかった。
MFセルジュ・ニャブリ【3.5】
この日も積極性は発揮。数少ないリヴァプールゴールに迫った選手だった。ドリブルからのクロス、ミドルレンジのシュートと見せ場は作ったが、結果には結び付けられず。
FWロベルト・レヴァンドフスキ【2.5】
試合を通してチャンスが少なく、厳しい時間を過ごした。とはいえ、54分のコマンのクロスを足元に収めたシーンでは、世界屈指のストライカーであればもう少し何とかできたはず。
監督:ニコ・コバチ【4.0】
起用できる選手が限られていた中、前を向ける結果を持ってミュンヘンへ戻ることに。ダブルボランチの選択、サイドバックの守備意識など見えないところで、この結果へと導いたことがうかがえる。
▶UEFAチャンピオンズリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)が「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
● 新時代の幕開けだ!2019 Jリーグ開幕特集
● 【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
● Jリーグの無料視聴方法|2019シーズン開幕前に知っておくと得する4つのこと
● 白熱のJリーグ!2019シーズンの展望|優勝候補や得点王候補など





