過剰報道にも…スペイン紙記者、久保建英の対応に驚嘆 「選手本人があるべき道を指し示している。凄まじい」

コメント()
(C)Getty Images

ヒューストンにあるNRGスタジアムのミックスゾーン、久保建英の意図したわけではない仕草と声の調子は、その口から発せられる言葉よりも言葉として成り立っていた。まさに雄弁だった。

「僕の国は、あまりにも自分に注目している」

日本人MFはレアル・マドリーのシャツを歪めながら語った。彼はマドリーの選手として過ごす最初の日々で、図らずも多くの日本人記者を引き連れ、日本の新聞の1面を何度も飾ることになった。まだ年端もいかないのに、そんなことは二の次にされている。

久保ブームは止むことを知らない。プレシーズンマッチ初戦、バイエルン・ミュンヘン戦の活躍は期待を裏切らないどころか、その注目度をさらに引き上げることになった。だが、どれだけ期待が膨れ上がろうとも、彼は現在マドリーのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャの選手なのである。そしてマドリーは下部組織の選手について、よほどのことがない限りインタビューする機会を与えない。

マドリー側は今回のプレシーズンツアーで、久保が日本で注目を集めていることを理解していたし、モントリオール合宿で日本の報道陣が大挙としてやって来たことは「よほど」 のこととして、合宿の2週目に久保の囲み取材を1回だけ認める考えがあった。しかしながら久保の注目度は、あまりにも「よほど」過ぎた。マドリーは、久保本人やトップチームの面々に対する影響を考慮して、囲み取材を行う機会を与えるのを取り止めたのだった。

結局、マドリーがメディアの前に彼をさらしたのは、白いユニフォームを着て初めて試合に出場したバイエルン戦後となったが、クラブとしては止むなく、ということだった。おそらく、現在滞在しているアメリカでも、練習後に久保をカメラやレコーダーの前に立たせることはしないだろう。

マドリーは久保を大切に扱っていきたいからこそ、彼のことを徹底的に守ろうとしている。昨季のヴィニシウスと同じである。もし久保が予定通り、今季をカスティージャで過ごすならば、ブラジルの新たな至宝と呼ばれる彼と同じ扱いをうけるはずだ。マドリーは昨季、 ヴィニシウスが過剰な注目を浴びることを嫌い、普通ならば1-2日前に発表されるカスティージャの招集リストを、試合開始の2時間前まで発表しない施策を講じていたのだった。

久保ブームは止むことを知らない。が、熱狂が増せば増すほど、マドリーは彼のことを守ろうとするだろう。標語は、パシエンシア(ゆっくり、気長、忍耐などの意)にほかならない。

久保はバイエルン戦後、日本の報道陣に対して、自分が立派な世界的スターとなるまでは過剰な報道を自粛するよう訴えかけたが、あるべき道を指し示すのが選手本人というのは、あまりにも凄まじい。やはり、久保は尊重されるべき存在だ。

取材・文=カルロス・ フォルハネス/スペイン『AS』レアル・マドリー番記者

▶ラ・リーガ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

Goal-live-scores

閉じる