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“逆輸入”で上り詰めたニャブリ、成長を促したこととドリブルへの思い/独占インタビュー

バイエルン・ミュンヘンの若きウィンガー、セルジュ・ニャブリが『DAZN(ダゾーン)』の独占インタビューに応じた。

今季からバイエルンでプレーしているニャブリ。メガクラブでプレーするのは初めてとなる23歳だが、ブンデスリーガで19試合に出場し、5ゴールをマークするなど、十分すぎる結果を残す。着実に経験を積み、一歩一歩前へと進む若きドリブラーは何を考えているのか。

インタビューではここまでのキャリアの歩み、バイエルンでの現状について口を開く。そして19日に控える運命のリヴァプール戦についても語ってくれた。

■「大きな影響を与えられた」アーセナル時代

Arsenal winger Serge GnabryGetty

――セルジュ、ここにYoutubeに上がったシュトゥットガルトのU15チーム時代の君のビデオインタビューがあります。君がそれ以前に所属したクラブを列挙すると、TSVヴァイスザッハ、TSFディツィンゲン、ヘンミンゲン、そしてフォイエルバッハですね。当時、このあとにアーセナルやバイエルン・ミュンヘンといったクラブが続くと思っていましたか?

いいや、こんな若い時にはそんなこと全く考えていなかった。当時はただ楽しむことだけを考えていたよ。父は、僕がまだ幼いころから僕には才能があると見出して、キャリアのために多くのことをしてくれた。だからアーセナルやバイエルンみたいなクラブに所属できたし、誇りに思っているよ。

――お父様の話が出ましたね。あなたの人生において、家族はどれほど大切な存在なのでしょう?

僕にとって家族はとても重要な存在だ。キャリアにおいても、自分が地に足をつけていられるような人たちとともにいる、そんな安定した環境が大切なんだ。

――ヴェルダー・ブレーメン次代、『Deichstube』のインタビューで、ロンドンでの日々がキャリアで最も大切だったと話していました。イングランドでの生活はどんな影響があったのでしょうか?

僕は16歳の頃にイングランドに移ってトータルで5年間過ごした。この年頃に異国で過ごすことは、人に大きな影響を与える。この生活で僕はより力強くなった。異なる文化に適応する必要があったからね。家から遠く離れ、家族とはたまに訪れる時か電話で話すしかない環境だった。僕はアーセナルでプロのフットボールの入り口に立ち、それはユース時代とは全く異なる世界だった。あらゆる物事が僕を人として強くしてくれた。長年外国で暮らす人ならわかるはずさ。

――プロの選手になりたいなら、早くから海外に進むことがアドバンテージになると?

必ずしもそうだとは言わないよ。多くの選手がドイツ国内でフットボールを学び、同じレベルになっているからね。ただ、人としての成長においては良いことだね。異なる刺激を数多く受けられるわけだから。でもだからと言ってこれがキャリア形成という点でアドバンテージだとは思わない。人それぞれのやり方があるんだからね。

Serge Gnabry Exclusive Goal

――トレーニングについてはどうでしょうか。英国とドイツのユース選手で違いはありましたか?

ドイツではユースアカデミーという概念が既に確立されている。イングランドにはこういった形で存在はしていないんだ。それに、ドイツのユースではより戦術に重点が置かれている。これが一番の違いじゃないかな。

――多くの若者が同じようなキャリアを進みたがっています。プロを目指す、若く才能ある選手たちにアドバイスを送るとしたら、何かありますか?

ともにプレーすることで多くのことを学べる。特に情熱が大事なポイントだ。情熱を持てなければ、それがフットボールであれ他のことでも難しくなる。常に頭の中に一つ目標を持っておくんだ。僕個人で言えば、家族のサポートが大事だった。特に父さんは、僕が今バイエルンでプレーできるまでに成長するうえで決定的な要素になった。

■ドリブルへのこだわりと意識

Serge Gnabry Bayern MünchenGetty Images

――あなたはリスクを冒して1対1を仕掛けるタイプの選手です。ユース時代のコーチはリスクあるプレーをやめさせようとはしなかったのですか?

そんなことはなかったよ。ドリブルで攻め込んでいくのは特別な手段だ。もちろんパス中心のプレーも大切だよ。ここ数年、特にFCバルセロナを見ていればわかるはずだ。でも同時に1対1を仕掛ける選手だっているんだ。リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタがそうだよね。それを追い出そうとする人はいないはずだ。特にユース世代ではね。シュトゥットガルトでの練習は最高だった。今プロとして活躍する多くの選手があそこのユースアカデミーで育ったんだ。この実績が、あの施設が素晴らしいことを物語っているよ。

――1対1はピッチにおいてどういった効果をもたらすと思いますか?

チームメイトのためにスペースを作り出すことができるんだ。1対1を仕掛けようとすれば、少なくとも一人は相手選手を引き付けられる。さらに別の選手たちの注意もこちらに向けることができるんだ。ドイツの若手では僕以外にも多くの選手がドリブルを得意としているよ。リロイ・サネ、ユリアン・ブラント、ティモ・ヴェルナー、それにカイ・ハヴェルツなんかがそうだ。でも、ドリブルしか得意なものがないようじゃだめだよ。だから僕はプレーをドリブルに限ったりしない。でも好きなプレーなのは確かだ。

――アリエン・ロッベンとフランク・リベリが長年バイエルンの両ウイングを担ってきました。あなたにとってこの2人はスターティングメンバーを争うライバルということになります。この状況をどう考えていますか?

常にリスペクトしているよ、特にピッチの外でね。ピッチ上ではフランクもアリエンもベストを尽くしている。それは僕やキングスレイ・コマン、アルフォンソ・デイビスも同じだ。同時に彼らが豊富な経験から僕たちを助けてもくれる。これは若い選手にとって本当に大事なことだ。最終的には誰が週末にプレーするかは監督次第だ。もちろん、それはフランクとアリエンは長い間それに値するレベルにあって、クラブを発展させ続けてきたということも意味するね。

■リヴァプール戦へ求められるのは…

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――19日に行われるリヴァプール戦について聞かせてください。人々はレッズ優勢と見ています。この予想は間違いでしょうか?

みんなが間違っているとは思わないよ。リヴァプールは今シーズンとても力強くプレーしている。それを否定することはできないね。でもだからと言って僕たちが試合中「なす術がない」と天を仰ぐということじゃない。むしろ「僕たちには僕たちの強さがある。僕たちはバイエルンだ。何だってできる」って思うね。

――最近のバイエルンは失点が多く、守備面が弱点だと指摘されています。その点についてはいかがでしょうか?

その通りだね。ブンデスリーガはミスが許されないリーグだ。でもここまで僕たちは多くのミスをしてきてしまった。確かに失点しすぎだし、繰り返してはダメだ。リヴァプールにはスピードがあり、強力な3人のアタッカーがいて、どんなささいなミスも見逃さないんだからね。

――サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーの3人から学ぶことはありますか?

もちろん。3人全員から学んでいるよ。どんな選手からでも学べることはある、僕はそう思うよ。

――この3選手以外で特に重要だと思う相手選手はいますか?

ジョルジニオ・ワイナルドゥムだね。リヴァプールの試合を観た時、彼はどんな場面にもいたんだ。彼は縁の下の力持ちで、守備陣と中盤の間で橋渡しする存在だ。リヴァプールの試合においてとても大事な役割を果たしていると思うよ。

――ユルゲン・クロップ監督の手腕をどう評価しますか?

彼のことは遠くから見聞きするだけだよ。でも彼についてはポジティブなことばかり聞くよ。リヴァプールに多くのことをもたらした。クラブは蘇り、チームはより魅力的なフットボールをしているね。間違いなく彼は良い仕事をしているよ。

■最もタフな相手、頼りになった仲間は?

Mesut Ozil Serge GnabryGetty

――ヨシュア・キミッヒのことは、それこそ子供の頃からよくご存じだと思います。彼はどんな子どもでしたか?

彼はすごいユーモアのセンスの持ち主だよ。それも“伝染性”のね(笑)。 同時にとても野心的でもある。試合だけじゃなく、生活のあらゆる点でね。僕らは12歳の頃からお互いのことをよく知っている。シュトゥットガルトのユースで一緒にプレーしたしね。親友同士だ。ともにプレーできるのは本当に最高だよ。

――キミッヒとフィリップ・ラームの間に、違いや共通するものはありますか?

ヨシュアは異なるタイプの選手だ。以前は守備的MFだったけど、攻撃的なプレーをするんだ。フィリップ・ラームは守備面が優れていたね。

――あなたのこれまでのキャリアの中で共にプレーしてきた選手の中で、最高のチームメイトは誰ですか?

(時間をおいて)今まで多くの素晴らしい選手と一緒にプレーしてきたからね。でも一人あげるなら、メスト・エジルだよ。試合やトレーニングで彼のクオリティを見てきたけど、あれは本当にすごかった。

――もっともタフな対戦相手だと誰でしょうか?

ローラン・コシールニーだ。彼は本当にアグレッシブなディフェンダーで、ボールを操るテクニックも持っている。彼を突破しても戻ってくるんだ。彼とのデュエルは本当にタフだったよ。

――後に続く言葉をお願いします。「5年以内に私は…?」

チャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、ポカール(DFBカップ)そしてワールドカップで優勝したい。それと一番大切なことだ。素晴らしい家族と共に健康に過ごすつもりだよ。

インタビュー・文=デニス・メルツァー/Dennis Melzer

構成=Goal編集部

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