■前半にまさかの緊急事態
(C)Getty Images普段ならリヴァプールと対戦するときは引き分けという結果に決して満足しないマンチェスター・ユナイテッドのサポーターも今回の結果には一安心だろう。日曜日のリヴァプール戦、前半のホイッスルの前に3人もの選手を失ったユナイテッドはなんとかスコアレスドローに持ち込んだ。
オーレ・グンナー・スールシャール率いるユナイテッドは素晴らしい闘志を見せ、彼が監督に就任してからの国内戦無敗記録は13に伸びた。今回の対戦で多くの負傷者を出したことは今後の大きな懸念ではあるが、ユナイテッドがタイトルを狙うリヴァプール相手に見せた後半の戦いはその懸念を払拭する可能性を感じさせた。
ユナイテッドは試合前にすでにネマニャ・マティッチを欠いていた。マティッチは前日の練習で筋肉系のトラブルを起こし2〜3週間の離脱が見込まれている。しかし本当の災難は試合中に起きた。今回オールド・トラッフォードで最初の45分間に起きた出来事はどんなチームや監督であろうと混乱させる類のものだった。
最初にトラブルが見受けられたのはマーカス・ラッシュフォードだった。開始早々に激しいコンタクトを食らってから前半を通じて、守備についている時にときおり痛みを表すしぐさをしていた。結局ラッシュフォードはなんとかプレーを続けることができた。そして最初に負傷交代を余儀なくされたのはアンデル・エレーラ。彼は足を引きずりながらアンドレアス・ペレイラと交代した。
アレクシス・サンチェスがラッシュフォードとの交代に備えてウォーミングアップをしていると、フアン・マタがメディカルの治療を受けることになった。自陣深い位置でモハメド・サラーからボールを奪った後、痛みを感じたのだ。マタはそれからすぐにジェシー・リンガードと交代することになった。
しかしそのリンガードも前半が終わらないうちに怪我をしてしまう。ロメル・ルカクのトリッキーなスルーパスから抜け出したリンガードはGKアリソン・ベッカーとの一対一をかわそうとした際に肉離れを起こしたのだ。そこでやむなくサンチェスが交代で入ることになり、ユナイテッドはこの試合残りの47分間を交代枠がない上にさらにラッシュフォードが万全でない状態で戦わざるを得なくなった。
■離脱者続出の中でのハードスケジュール
(C)Getty Imagesトップチームのレギュラーがあまりに多く離脱している状態は今後の大きな不安となっている。チャンピオンズリーグに関しては、ポール・ポグバがパリ・サンジェルマンとのファーストレグでレッドカードをもらって出場停止であることを考えると、3月6日のパリ・サンジェルマンとのセカンドレグはポグバ、エレーラ、マティッチという中盤のレギュラー全員がいないかもしれない。
リンガードにとって今回のリヴァプール戦は負傷したパリ・サンジェルマン戦以来のカムバックだったが、わずか18分でまた負傷してしまった。マタが足を引きずりながらピッチを去り、アントニー・マルシャルが未だ股関節痛から復帰していないことを考えると前線にも問題が浮上しているといえる。
後半はリヴァプールを抑えるのに奮闘し、前半のビッグアクシデントが尾を引いてもおかしくないのに、むしろ試合を優勢に進めていた。しかし困難はこの先も控えている。ユナイテッドは負傷者続出の中、次の国際戦による試合中断の前に17日間で3大会、5試合を戦わねばならないのだ。スールシャールはこの危機的状況に対応するための長期的な戦略を打ち出さなければならない。
文=クリス・ヴォ―クス
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