韓国でのユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドの欠場騒動が泥沼化している。韓国プロサッカー連盟がユヴェントスに対して、正式な抗議文書を送付したことが明らかになっていたが、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長がこの文書に対して反論。これを受けて連盟が、改めてユヴェントスとC・ロナウド本人に謝罪を要求しているようだ。
問題となっているのは、7月26日に韓国・ソウルで行われたユヴェントスとKリーグ選抜の親善試合。出場契約を結んでいながら、ユヴェントス側がC・ロナウドを出場させなかったことで、韓国側の怒りが爆発。連盟がユヴェントスに抗議文書を送付しただけではなく、韓国の弁護士が、集団訴訟を提起する構えを見せるなど、事態は緊迫としている。
韓国メディア『news1』は、連盟がユヴェントスの「非常識な態度と、(C・ロナウド出場に関する)契約違反に抗議」したと伝えていたが、ここに来てユヴェントス側がこれに返答。以下のような内容が記されていたという。
「ユヴェントスはスタジアムに集まった多くの観客を失望させない程度の良い試合を披露した。スタジアムに遅れて到着したのは、航空機の遅延や、交通渋滞などの外部的な理由があったからだ。(予定していた)ファンミーティングも有名選手は参加した。C・ロナウド一人だけは、休みを取らなければならないという意見に基づいてプレーに参加していなかった」
そのうえでユヴェントスのアニェッリ会長は「ファンを無視する無責任で傲慢な行動という連盟の抗議を受け入れることができない」と反論。「私たちは、この日の午後4時30分にホテルに到着した。休む時間も、試合を準備する時間も足りなかった」とし、「ユヴェントスの車両に警察の護衛がない状態で、交通渋滞は酷いものであった。我々の経験上、このようなことは、全世界で一度も起こったことがない」と、韓国側の抗議に疑問を投げかけた。
さらにユヴェントス側は「契約違反であると主張されている事項については、クラブの法務チームが対応する予定」と徹底抗戦の構えを見せた。
この返答に対して連盟側は「本質を曇らせる内容」と激怒。「今回の事態の核心は、ユヴェントスが契約事項にC・ロナウドの45分以上出場を確約したにもかかわらず、実際にはわずか1分も出場していない点にある」とし、「ユヴェントスの返答には、これに対する謝罪が一言も含まれていない!そのようなことが行われた事情の一言半句の説明もなかった」と非難した。
さらに、連盟側の怒りは収まらない。
「ユヴェントスの選手団がスタジアムに1時間も遅れて到着したことで、彼らは試合時間を前後半それぞれ40分に減らそうという、とてつもなく侮辱的な要求をした。言い訳だけを並べたユヴェントスの返答は、厚顔無恥であるだけでなく、無責任で不誠実だ。非常に大きな失望と怒りを感じる」
C・ロナウドの出場については、「度重なる質問と確認を行ったうえで、彼らは『必ず実施される』と答えた」と主張。「にもかかわらず、このユヴェントスの確信に満ちた回答は嘘である。この嘘についての謝罪がまだない」と厳しく批判した。
激しく謝罪を要求する連盟側に対して、ユヴェントス側は落ち度がないと主張し、徹底抗戦の構えを見せているが、果たしてこの騒動はいかなる決着を見るのだろうか。
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