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【補強診断:90点】ピンポイント補強で死角なし…いざPL&CLの“ダブル”達成へ~マン・C~

11:50 JST 2019/08/08
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2019-20シーズンの欧州リーグがついにスタート。『Goal』では、欧州5大リーグ開幕を前に、ビッグクラブの補強診断と戦力分析を実施する。今回は、プレミア2連覇中、さらに昨季はイングランド史上初の国内3冠を達成した王者マンチェスター・シティだ。 文=寺沢薫

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■主な獲得・放出

【IN】
MFロドリ(23歳、スペイン)
←アトレティコ・マドリー、移籍金:7000万ユーロ(約85億円)

DFアンヘリーノ(22歳、スペイン)
PSV、移籍金:1200万ユーロ(約15億円)

DFジョアン・カンセロ(25歳、ポルトガル)
←ユヴェントス、移籍金:2800万ユーロ(33億円)+ダニーロ

GKザック・ステッフェン(24歳、アメリカ)
←コロンバス・クルー、移籍金:800万ユーロ(約10億円)

【OUT】
MFファビアン・デルフ(29歳、イングランド)
→エヴァートン、950万ユーロ(約12億円)

MFドウグラス・ルイス(21歳、ブラジル)
→アストン・ヴィラ、移籍金:1680万ユーロ(約20億円)

DFヴァンサン・コンパニ(33歳、ベルギー)
→アンデルレヒト、フリー

■基本フォーメーション:4-3-3

【補強総合評価:90点】かゆいところに手が届くピンポイント補強 ※100満点

例年に比べれば、移籍マーケットでの立ち回りは決して派手ではなかった。それでも、クラブ史上最高額となる6250万ポンドを投じてアトレティコ・マドリーからロドリを獲得し、「フェルナンジーニョのバックアップ不在」という積年の課題に答えを出すピンポイント補強が光った。

同時に、元々シティが保有していて、昨夏PSVに移籍していたアンヘリーノの買い戻し条項を行使し、やや層の薄さが心配されていた左サイドバックも補填。さらにユヴェントスからダニーロ+金銭という形でポルトガル代表DFジョアン・カンセロの獲得に成功し、右サイドナックにも厚みが出た。あとはキャプテンだったヴァンサン・コンパニが抜けたセンターバックを補強できれば満点だったが、狙いを定めていたレスターのハリー・マグワイアは同じ街の宿敵マンチェスター・ユナイテッドに奪われてしまい、補強は叶わなかった。ただ、コンパニに代わるCBの拡充は長期的な課題ではあるものの、差し当たって今季を戦う上での短期的な問題にはならないだろう。

プレミア連覇中のチームを大きくいじる必要はなかったが、そんな中でもかゆいところに手が届く的確補強で、チーム力をしっかり底上げ。王者の夏は「成功」だったと言える。

【GK・DF評価:S】ペップのスタイルを体現する4バック ※各評価はC~Sの4段階

レギュラー陣の顔ぶれは昨季とまったく変わらず、守備はもちろん、攻撃の第一歩となるビルドアップに関しても超一流どころがずらりと並び、ペップ・グアルディオラ監督のスタイルを体現する。

センターバックのアイメリク・ラポルトとジョン・ストーンズは、それぞれ左足、右足から“勝負の縦パス”を次々繰り出せるボールプレーの名手であり、CBコンビとしての息も昨季の戦いを通じてすっかり合ってきた。バンジャマン・メンディが負傷がちでやや不安があった左サイドバックも、コンバートが板についてきたオレクサンドル・ジンチェンコの成長や、PSVからユース出身のアンヘリーノを買い戻す抜け目ない補強でカバーができている。

唯一、マイナスポイントを挙げるとすればコンパニ退団か。それでもCBはラポルト、ストーンズ、ニコラス・オタメンディに加え、中盤にロドリを獲得したことでフェルナンジーニョを回すこともできるので枚数的な不安はない。だが、クラブの絶対的リーダーだったコンパニのキャプテンシーを失ったことで、チーム全体に精神的な影響がどこまで出るか。

【MF評価:S】当代屈指の司令塔コンビと最高の黒子。まさに盤石

ポジショナルプレーの申し子であるダビド・シルバ、ワールドクラスの右足キックを持つケヴィン・デ・ブライネという当代屈指の司令塔にしてチャンスメーカーを2人も擁し、他にもピッチに立てば必ず期待に応えるイルカイ・ギュンドアン、昨季はウイングと兼任でデ・ブライネ負傷の穴を埋めたベルナルド・シウバ、さらにペップが「最高の才能」と絶賛する若手有望株のフィル・フォーデンが控えるインサイドハーフのクオリティーは世界屈指だ。

その上、彼らがアタッキングセンスを存分に発揮できるように中盤の底で奔走し、チームを下支えするフェルナンジーニョという「世界最高の黒子役」もいて、今夏はさらにロドリも加わってアンカーポジションの層も厚くなった。シティではフェルナンジーニョの、スペイン代表ではセルヒオ・ブスケッツの後継者と言われるロドリの獲得で、チームにとって最高の武器である中盤はさらに盤石になったと言える。

 

【FW評価:S】3枠に「6人のワールドクラス」

前線の3枠を、6人のワールドクラス(セルヒオ・アグエロ、ラヒーム・スターリング、B・シウバ、ガブリエウ・ジェズス、レロイ・サネ、リヤド・マフレズ)でローテーションできる贅沢な陣容は、間違いなくプレミアでナンバーワンだ。

毎シーズンのように20ゴール以上を稼ぎ出すクラブ史上最高のエース、アグエロは、31歳になったが衰えの兆候すら見せず、今季もゴール量産を約束してくれるだろう。その控えの立場から虎視眈々と次期エースの座を狙うジェズスも、得点センス、プレッシング戦術への適応、いずれもピカイチ。ペップの下でゴール感覚を磨いたスターリングは今がまさに旬で、ウイングでもセンターフォワードでもたしかな仕事が期待できるチームの顔になった。昨季ブレークしたB・シウバも、豊富な運動量と卓越したスキル、高い万能性を武器に、今やチームに欠かせない存在だ。

移籍の噂が尽きないサネにしても、1年目はファンを満足させられなかったマフレズにしても、ピッチに立てば必ずと言っていいほどゴールに絡む仕事をしており、誰が出場しても総じてレベルは高い。

【戦力総合評価:95点】3連覇に向け視界は良好。焦点はCLに

ペップ体制になって4年目。チームの完成度はプレミアの中でも群を抜いている。アジアツアーを実施してウォルバーハンプトン、ウェストハム、香港の傑志SC、そして横浜F・マリノスと対戦したプレシーズンマッチや、開幕に先立って行われた8月4日のリヴァプールとのコミュニティーシールド(1-1、PK戦の末に勝利)でのプレーぶりを見ても、ペップの熱血指導によって攻守にわたり完璧にデザインされたプレッシングとポゼッションワーク、精密機械のような崩しのメカニズムはもはや円熟の域に達していて、これを上回るチームはそうそう現れないのではと思わせる。

今季もプレミアでは優勝候補の最右翼だろう。リーグ3連覇に向け、死角はほぼ見当たらないと言っていい。彼らの視線は、イングランドの王座を守りながら、いかにしてチャンピオンズリーグを制するかに向いている。そして、それを可能にするだけのチーム力は間違いなく備わっている。プレミアとCLの“ダブル”に向けて、ペップ・シティの進撃は止まらない。

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2019-20シーズンのプレミアリーグもいよいよ開幕。

シティファンとしては”PL&CLの両獲り”へ向け楽しみで仕方がないシーズンとなるであろう。

気になる開幕戦の放送予定は以下の記事からチェックできる。

【プレミアリーグ 2019-20開幕戦】マンチェスター・シティの注目選手や放送予定・試合日程まとめ

 

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