主な獲得・放出
【IN】
GKマルシン・ブルカ(19歳、ポーランド)
←チェルシー、フリー
DFミチェル・バッカー(19歳、オランダ)
←アヤックス、フリー
DFアブドゥ・ディアロ(23歳、フランス)
←ドルトムント、移籍金3200万ユーロ(約39億円)
MFパブロ・サラビア(27歳、スペイン)
←セビージャ、移籍金2000万ユーロ(約24億円)
MFアンデル・エレーラ(29歳、スペイン)
←マンチェスター・U、フリー
MFイドリッサ・ゲイェ(29歳、セネガル)
←エヴァートン、移籍金2800万ポンド(約38億円)
FWヘセ・ロドリゲス(26歳、スペイン)
←ベティス、レンタルバック
【OUT】
GKジャンルイジ・ブッフォン(41歳、イタリア)
→ユヴェントス、フリー
GKケヴィン・トラップ(29歳、ドイツ)
→フランクフルト、移籍金700万ユーロ(約8億3000万円)
DFダニエウ・アウヴェス(36歳、ブラジル)
→サンパウロ、フリー
MFムサ・ディアビ(20歳、フランス)
→レヴァークーゼン、移籍金1500万ユーロ(約17億8000万円)
MFアドリアン・ラビオ(24歳、フランス)
→ユヴェントス、フリー
MFクリストファー・ヌクンク(21歳、フランス)
→RBライプツィヒ、フリー
※移籍金は推定を含む
◆基本フォーメーション:【4-3-3】
(C)Goal【補強総合評価:85点】ビッグネーム獲得は封印、戦力バランス目的の堅実補強を敢行

昨シーズンのパリ・サンジェルマン(PSG)は、近年でも特に選手層が乏しい印象だった。
一昨年の夏、PSGは約430億円を投じてネイマールとキリアン・ムバッペを一挙獲得したが、ムバッペは初年度レンタル扱いだったので、約1億3000万ユーロ(約154億円)と言われる彼の移籍金が実際に発生したのは昨年の夏。そのため彼以外は、急を要したディフェンスラインにフアン・ベルナトとティロ・ケーラーを、冬のメルカートでMFレアンドロ・パレデスをロシアのゼニト・サンクトペテルブルクから獲得するにとどまり、バックアッパーの多くが20歳前後の育成上がりの若手だった。ゆえに、主力に負傷者が出たり、心身ともに厳しさを増すシーズン後半戦は、苦戦する場面もたびたび見られた。
これではいけないと誓ったのか、この夏これまでの補強状況をみると、PSGのトレードマークともいえるビッグネーム獲得はいったん封印して、昨年もっとも手薄だった中盤を中心に、実質的な戦力補強、という方向性が見られる。ただ、「ネイマールの去就」という懸案はまだ宙に浮いたまま。彼が莫大な移籍金を置き土産に去るのなら、まだこの後も補充が可能になる。しかしそれが期限ギリギリになるなら、彼を失っても動じないチーム作りを進めておく必要があり、現時点では残留か離脱か、どちらに転んでも大丈夫な線での補強を進めているように見受けられる。
【GK・DF評価:C】GKの平均年齢は22.5歳。守護神の座を競えるハイレベルなGKの獲得が急務 ※各評価はC~Sの4段階

昨シーズンは、ベテランのジャンルイジ・ブッフォンとフランス代表の第3GKアルフォンス・アレオラが正GKを競い合う体制だった。シーズン終了後にブッフォンが去ると、プレシーズンマッチでは、レンタルから戻ったケヴィン・トラップとアレオラの2人を使い分け、トゥヘルはどちらを新シーズンのナンバー1とするかについては明言を避けていた。しかし、「第1GKでなければ離脱する」という意思を表明していたトラップが、正GKとして評価を高めた昨季のレンタル先、フランクフルトへ完全移籍することが決定。現時点ではアレオラが第1GKとなっている。ただ、競争相手は今夏チェルシーから獲得した19歳のポーランド人マルチン・ブルカのみであるため、メルカート閉幕までに経験豊富な人材を確保したいところ。DFラインでは、ドルトムントから獲得した23歳のセンターバック、アブドゥ・ディアロは、即戦力として起用されそうだ。トゥへルが時々採用する3バックシステムを見据えた上でも有効な人材となる。
【MF評価:A】タイプの違う3人を補強し層も充実
PSG昨シーズンからトゥヘル監督が切望していたのが中盤、特に相手からのボール奪取から攻撃展開できる人材。マンチェスター・ユナイテッドからフリーで獲得した29歳のアンデル・エレーラは、タフなプレミアリーグのデュエルで鍛えられたガッツと豊富な運動量を誇り、セビージャから入団した27歳のパブロ・サラビアは、すでにスーパーカップでもパスを受ける、出す、の両面でポジショニングやタイミングの巧さを見せつけ、ムバッペの得点をアシストと、早くも結果を出した。リールで活躍後、プレミアリーグで経験値を上げたイドリッサ・ゲイェは、高いフィジカル能力を生かせる守備的MFであり、リーグ・アンのプレーは体に染み込んでいる。また、昨季、人材不足のために中盤を任されたことで新たな才を開花させたマルキーニョスは、今季もアンカーとしての起用も見込める。チームの中枢であるマルコ・ヴェッラッティに彼ら持ち味の違うメンバーが加わったことで、中盤は戦力、頭数ともに昨季よりぐんと厚みが増した。
【FW評価:B】ネイマールありorなしか?

今夏、最前線では、ベティスにレンタルしていたスペイン人ウィンガーのヘセが戻った以外、動きがない。よって、単純に「人数的な動きがない」という理由で評価は低めとなった。
渦中のネイマールが残るのか、それとも去るのかでも様相は変わってくる。本人の意思かはともかく報道によればネイマールはバルセロナへの復帰を望んでいて、条件さえ整えば移籍する、ということになっている。彼が抜けたとしても、中盤に人材を確保した分、昨季は攻撃的中盤を任されることが多かったディ・マリアや、ウィンガーとしてもプレー可能なサラビアを左サイドで起用することが可能で、酒井宏樹も「PSGの攻撃陣で一番手強いのはカバーニ」と話すウルグアイ人FWとムバッペの2枚看板に持ち味が違うMFが絡むだけでも、破壊力のある攻撃ラインが形成できるだろう。ただネイマール残留の可能性もかなり高いような気がするが…。
【戦力総合評価:85点】ムバッペが絶対的エースも、まだ何か足りない…

昨シーズンのままのメンバーであっても、戦力的には国内タイトルを連覇できるだけの力は十分にあった。ただ、悲願のチャンピオンズリーグで3年連続ラウンド16止まりなのは、もはや戦力の問題ではなく、チームマネジメントにあると判断したクラブ上層部は、スポーツ・ディレクターにレオナルドを呼び戻した。よって今季のチームは、レオナルドの構想に基づくものだ。
中盤の補強はなかなか面白く、かつてリールで活躍したゲイェなどはすぐにでもフィットできるだろうし、エレーラはこれまでPSGにはいなかったタイプで、どんな化学反応が起きるのか楽しみなところ。それだけに開幕を目前にして、練習中に左ふくらはぎを痛めて3〜4週間の離脱となったのは非常に残念だ。
プレシーズンマッチでのパフォーマンスを見る限りでは、サラビアにもかなり期待が持てそうだ。効果的なラストパスを出せるタイプのようなので、カバーニ、ムバッペの得点力を引き出すことができるはず。ネイマールがいれば得点源がプラスになるのは確実だが、いない場合も、壊滅的な戦力ダウンにはならないとみる。なぜなら、いずれの場合でも、今季の攻撃のエースはムバッペだからだ。すでに昨シーズンの2月以降は、カバーニとネイマールが揃って負傷で長期欠場したためムバッペが攻撃を牽引した。猛スピードで進化を続ける20歳のストライカーは、自身も「自分の楽しさを追求して奔放にプレーしていた時代からステップアップし、これからはより責任を負ってプレーすることが課題」と覚悟を口にしている。そしてこのメンバーなら、その彼の潜在能力を引き出せしてあげられそうだ。ただCLに関しては、頂点に到達するには、まだ何かが足りない、という気がする。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



