総資産34兆円の大富豪へ売却でニューカッスルはどう変わる？米メディア指摘の4つの変化とは

【欧州・海外サッカーニュース】ニューカッスル（プレミアリーグ）は『サウジアラビア公的投資基金(PIF)』への売却が迫っている。成立した場合、訪れる4つの変化とは？

サウジアラビアの大富豪へと売却が迫るニューカッスルだが、それに伴いクラブにどのような変化が訪れるのだろうか。米『Bleacher Report』が伝えている。

先日からクラブ売却が進んでいるニューカッスル。『BBC』によると、クラブの持ち株80％が『サウジアラビア公的投資基金(PIF)』に売却されることになるという。同ファンドの総資産額は3200億ドル（約34兆円）とも見られており、様々な反発があるが、もし成立すれば世界屈指の大富豪の所有クラブになる。

これに関連して、先日からイギリスでは移籍に関する様々な憶測が報じられている。アントワーヌ・グリーズマンやエディンソン・カバーニ、フィリペ・コウチーニョといったビッグネームの獲得や、マッシミリアーノ・アッレグリ氏やマウリシオ・ポチェッティーノ氏など世界的名将の招へいも伝えられてきた。

しかし『Bleacher Report』は、「栄光の日々が一夜にして訪れることはなく、今は空想と現実を切り離すべき」とし、ファイナンシャル・フェアプレー（FFP）によって移籍市場への大規模な投資は行えないと指摘した。またクラブの現状を考えれば、ビッグネームに魅力的な移籍先ではないともしている。

それでも同メディアは、次の移籍市場では1億5000万ポンド（約199億円）を投じると報道。ストライカーを探しており、フランス代表FWムサ・デンベレ（リヨン）らが候補となっているようだ。

なお移籍市場への投資以外でも、様々な変化が起こると『Bleacher Report』は予想。移籍市場での活動を含め、以下のような4つの変化が起こると伝えた。

・移籍市場での活動。今夏の資金は1億5000万ポンド
・最高の環境を作るため、アカデミーやトレーニンググラウンドを整備
・フットボールディレクターの就任。これが新指揮官招へいに繋がる見込み
・本拠地セント・ジェームズ・パークでの大規模イベント。すでにボクシング世界ヘビー級の試合開催案が浮上