インテルのジュゼッペ・マロッタCEOがイタリア国営放送『RAI』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、クラブの内部事情について明かした。
■イカルディ騒動は収束へ
3位の座を固めつつあるインテル。14日にセリエA第32節でフロジノーネと対戦した際には、クラブとの対立によりロッカールーム内で孤立していたマウロ・イカルディが同僚のイヴァン・ペリシッチにPKを譲っており、注目を集めていた。これについてマロッタCEOは「状況は完全に修復された」と語り、騒動の収束を宣言している。
「素晴らしいことだ。チームの目標に向けて、ロッカールーム内が一致団結している証拠だろう。(イカルディにまつわる)状況は完全に修復された。これもカルチョの一部だ。選手たちは友人である必要はないが、真摯なプロフェッショナルでなくてはならない」
続いてインテルCEOは、今後のイカルディの去就について言及した。
「確率を伝えるのは常に難しいことだ。彼はプロとして素晴らしい経験を積んでおり、重要な宝だ。現役選手の中で最高峰レベルの選手だ。彼に関するあらゆる判断は、しかるべきときに行う。クラブだけでなく、選手の意見も考慮しなければならない」
■インテルの補強ポイントは?
インテルは、来シーズンに向けてアトレティコ・マドリーに所属するディエゴ・ゴディンとの交渉を続けていると言われているが、マロッタ氏は補強ポイントを明かした。
「メルカートでは、経験や勝者のDNAの側面から補強を検討している。交渉しているゴディンは、これらすべての要素を兼ね備えている選手だ。さらにロッカールームでチームメートに影響力を与えることのできる選手も探している」
■王者ユヴェントスとの差は大きい
最後にインテルCEOは、古巣ユヴェントスとのギャップについて自身の見解を示した。
「ユーヴェはイタリアで今後も長年、主役の座を演じるだろう。その差は著しく、財政面だけの問題ではない。ユヴェントスは成績や財政だけでなく、振る舞いにおいても勝者としての模範であると言える。ユーヴェは成長し、他のクラブは追いつくことができない。ユーヴェの威力には疑問の余地がなく、セリエAにおける覇権はあと数年にわたって続くだろう」
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です