突如セリエAデビューの20歳ミランDFガッビアが喜び「イブラから上手いと言われた」

ミランの緊急事態により、突然セリエAデビューを飾った20歳のマッテオ・ガッビアが心境を語った。

17日のトリノ戦で電撃デビューを飾ったミランのU-21イタリア代表DFマッテオ・ガッビアが試合終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで喜びを口にした。

ミラン下部組織出身のガッビアは昨夏、レンタル先のセリエCルッケーゼから復帰。今シーズンの出場はここまでコッパ・イタリア5回戦スパル戦（3-0でミランが勝利）の8分間のみと、ベンチを温める日々が続いていた。しかしチャンスは突如として訪れた。17日に行われたトリノ戦（1-0でミランが勝利）で44分にシモン・ケアーが負傷。代わってベテランのマテオ・ムサッキオがピッチに入るかと思われたが、ふくらはぎのトラブルを訴えて出場を回避したため、20歳のガッビアにセリエAデビューのチャンスが巡って来た。若きミランDFは突然のデビューに臆することなく、イタリア代表FWアンドレア・ベロッティ擁するトリノを無得点に抑え、1-0での勝利に貢献した。

「交代の時は『やっとチャンスが来たんだ』としか考えておらず、落ち着いていた。心配することもなかったよ。今日の試合は僕の祖父母に捧げたい。そして僕の成長を支えてくれたルッケーゼのチームメートに感謝したい。（ズラタン）イブラヒモヴィッチからは、『上手かったな』とだけ言われたよ。彼はたくさん話をするタイプじゃないしね」

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子供の頃は中盤の選手だったガッビア。自身をセンターバックへとコンバートさせたフィリッポ・ガッリ氏に感謝したほか、偉大なミランの先輩の背中を見て育ってきたことを明かした。

「フィリッポ・ガッリが僕をDFに転向させてくれたんだ。僕にとって非常に重要だった。感謝している。（パオロ）マルディーニや（アレッサンドロ）ネスタ、チアゴ・シルヴァのような選手を見ることができたのは、僕のためになった。今は練習でそばにいるムサッキオやケアー、アレッシオ・ロマニョーリから学んでいるよ」