EA FIFA19_Shonan_Taidan©J.LEAGUE

秋元陽太「湘南、そして日本を引っ張っていくようなDFに成長して欲しい」湘南ベルマーレの守備を支える2人が語るそれぞれのプレーとキャリア

『FIFA19』でペアを組み、齊藤未月&梅崎司コンビと対戦した秋元陽太と杉岡大暉。対戦終了後、FIFA19の感想を問われると…

秋元:大暉(杉岡大暉)は見ているところが試合と一緒でしたね。「そこはスペースだろ!」というところで(足元に)パス出していたので…。でも、大暉と一緒にプレイできておもしろかったです。

杉岡:僕だけ少し(FIFAシリーズのプレイ)経験があったのに、一番下手だったなと思いました。みんな飲み込みが早いと言いますか、試合ごとに上手くなっていることに驚きました。

杉岡が2017年に高卒ルーキーとして湘南ベルマーレに加入以来、2年にわたって湘南の守備を支える2人だが、それぞれの第一印象はどういったものだったのだろうか。

秋元:初めて見た時は失礼かもしれないですけど…、「老けているな」と思いました。でも、プレーはすごくしっかりしていて、フィジカルも強いですし、本当に湘南を背負っていく選手だと思いました。

杉岡:僕はFC東京のアカデミー(FC東京U-15深川)出身なので、試合結果をたまに見て(秋元陽太のことを)知っていました。最初の全体あいさつの時に「若手には厳しくいきます」と言われたので、怖いのかなという印象が強かったです。

昨シーズンの明治安田J2優勝、今シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ優勝に大きく貢献した守護神と若きDFだが、それぞれの長所、頼りになる点を聞くと…

秋元:大暉は本当に高卒1年目からJ2でほぼ全ての試合出て、(2017シーズンのJ2)優勝にも貢献して、試合を経験するごとに成長していくのを後ろから見て実感していました。今年初めてのJ1という舞台でも物怖じせずプレーして、若いけれど頼りになる存在なので本当に助けられた部分も多かったと思います。

杉岡:陽太さん(秋元陽太)がいなかったら勝てていなかった試合は多くありましたし、やられたと思った場面でも止めてくれるシーンが何度もあり、本当に欠かせないといいますか、いなかったらどうなっていただろうという存在です。

秋元:大暉は物怖じしないし、普段はニコニコ笑っていますけど、芯はすごく強い選手で、本当にこれから湘南を背負っていく選手だと思います。そして、それ以上に海外(への挑戦)や日本代表を目指して欲しいと個人的には思っています。

共に高校卒業後にプロの世界へ飛び込み、秋元は今年でキャリア13年目、杉岡は2年目を終えたばかりだが、2人のルーキー時代(1年目)を振り返ってもらった。

杉岡:(湘南は)ビビらないでやろうという、自分の気持ちを押してくれるチームだと思います。なので(1年目でも)プレーはしやすかったですし、思い切ってプレーできました。

秋元:僕はGKで(2006年に横浜F・マリノスに)入って、まわりにすごい先輩たちがいたので、その中で自分がどうすれば試合に出られるかと考えていた矢先、前十字靭帯断裂という大怪我をしてしまって…、8ヶ月プレーできなかったのがプロ1年目でした。

でも、その経験があったおかげで今こうしてプレーできていると思っています。1年目から厳しい状況でしたけど、それを乗り越えての今があると思っているので、経験は本当に大事だと思っています。

プロキャリア13年と2年。Jリーグの先輩と後輩には大きな経験の差があるようにも見えるが、影響を受けた人物について尋ねると2人の口からは同じ人物の名前が挙がった。

杉岡:チョウ(湘南ベルマーレ・曹貴裁監督)さんですね。プロに入って不安も多かったのですが、「チャレンジしろ!」(といった言葉)とか、チャレンジしないと怒られるとか、そういう監督で本当に良かったなと思います。

秋元:僕もチョウさんです。規律は厳しいですが、その規律があるからこそ、GKとしてはシュートコースが限定されて守りやすくなっているので、ある意味GKを守ってくれているなと思っています。今季、湘南がルヴァンカップで優勝できたのは、チョウさんの影響がすごく大きかったなと思います。

最後に秋元陽太から杉岡大暉へ、今後のキャリアのアドバイスをお願いしたところ、湘南の守護神は大きな期待を語った。

秋元:大暉に関してはあまり心配をしていないので、このまま純粋にサッカーを楽しんで上を目指して欲しい。なおかつ2017年はJ2で、2018年はJ1で経験を重ねてきたので、今度はチームを引っ張っていくような選手になってくれればと思っていますし、それは湘南ベルマーレも求めていることだと思います。僕個人としても大暉の成長に少しでも(自分が)手助けになればいいなと思っています。いろいろなプレッシャーがあると思いますけど、それを力にして欲しいです。

杉岡:陽太さんは時には厳しく、本当に怖いなと思う時もありますが、なかなか(厳しい言葉をかけてくれる人は)少ないと思うので、それを受け止めてこれからも成長し、湘南を引っ張って、そして日本を代表する選手になっていければいいなと思います。

対談を行った2人が、欧州のビッグクラブを操って齊藤未月&梅崎司コンビと『FIFA19』で対戦した模様は こちらから。

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