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FIFA 女子ワールドカップ

異次元に速い欧州チームのパススピード。イングランドに敗れたなでしこが直面する力の差

21:43 JST 2019/06/20
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世界の女子サッカーの潮流は急速に変化している。なでしこジャパン(日本女子代表)は日本時間20日、女子ワールドカップグループステージ第3節・イングランド戦で0-2の敗戦。決勝トーナメント進出は決定したものの、厳しい状況に直面した。この試合から見えた課題とは?【取材・文=馬見新拓郎】

■足りなかった力強いパス交換

FIFA女子ワールドカップフランス2019のグループステージ第3節に臨んだなでしこジャパン(日本女子代表)は19日、イングランド女子代表と対戦し0-2で敗れた。

すでにグループステージ突破を決めているなでしこは、勝利すれば1位で、負ければ他試合の結果次第で、3位でのノックアウトステージ進出の可能性もあるという条件だったが、同組のスコットランドvsアルゼンチンが3-3に終わったため、なでしこは2位でのGS突破が決定した。

イングランドはヨーロッパ最終予選を7勝1分の無敗で通過しており、29得点1失点という攻守が充実したチーム。なでしこにとっては、その力の差を見せつけられた90分だった。

なでしこの中盤から前に入ったボールに対し、イングランドは厳しいプレスでボールホルダーに襲いかかると、MF杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)やFW岩渕真奈(I神戸)は簡単にボールロスト。選手たちはそれを避けるために、速いテンポでボールを回そうとするも、今度は周りの選手のトラップがぶれ、それをまたイングランドに拾われる悪循環に陥った。

DF熊谷紗希(リヨン)はこの試合に向け、「どんどん前からボールを奪いにいき、勢いを持って攻める」と、GS第2戦のスコットランド戦で奏功した形を続けようとしたが、逆にそれをイングランド側に許してしまった格好だ。

今大会で好調のヨーロッパ地域代表チームの試合を見ると、パススピードがほか地域とは異次元に速い。なでしこも今後、時間帯によってはこのように力強いパス交換を実践しなければ、上位進出は望めないだろう。

■選手同士の連係強化も急務

また、二つの失点シーンを見てみると「味方の選手が目を離している隙にどう移動しているか」が、味方同士で共有できていないのが見て取れる。特にセンターバックの熊谷とDF市瀬菜々(マイナビベガルタ仙台レディース)を、ノックアウトステージでも同時起用し続けるのならば、そこの連係強化は急務だ。

市瀬は試合後、課題として「味方との距離感のところ。スペースの使われ方。スライドしながらの守備」を挙げている。熊谷は2試合連続の失点について「1トップの(相手)選手に斜めの走りをされて、『よーいどん』になると、あぁいう失点になってしまう。もっといい準備をできればよかった」と、準備の重要性を痛感した様子だった。

また、2失点目直後に熊谷と市瀬が話していたことについて、熊谷は「(CBの)間を走っている選手のシュートブロックに間に合わないなら、こうしようとか、カバーに入ってほしいと伝えた。それか自分を(ボールホルダーに寄って)行かせないか。映像を見て話し合い、伝えていきたい」と答えている。

CBの二人は、言わば一心同体の存在であるべきだ。「自分がインターセプトのために前に行くから、もう一人のCBはこう動いているはず」という同じ絵を描けていないと、今回の2失点のような悪夢につながってしまう。

ただ後悔しても時間は戻らない。イングランド戦で高い授業料を払ったと思って、ラウンド16までの毎回の練習を大事にしていくしかないだろう。

その一方、GK山下杏也加(日テレ・ベレーザ)の連続ビッグセーブはチームに勇気を与えた。この試合では、3失点分くらいは山下の両手で防がれている。後半途中から出場し、重苦しい雰囲気を変えたMF三浦成美(日テレ)とFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)の存在感も抜群だった。

三浦は絶妙なポジショニングで味方のパスを受け、確実につなぐところと、可能性を信じて前線に放り込むパスを使い分ける。それによってチャンスが増え、途中交代の菅澤は約30分の試合出場で、何度もフィニッシュに絡んだ。ノックアウトステージでは一層フィニッシュの精度を高めてほしいが、これらは一発勝負の新たな戦いに進む、なでしこの光明と言える。

次に対戦するのはカナダかオランダとなる。熊谷は「そのどちらもイングランドのように力強いチーム。とにかく明日の(オランダvsカナダの)試合を見て、分析し準備したい。トライするだけじゃなくて、今度は結果を出す」と、一層気を引き締めた。

今回のイングランド戦の教訓を生かすチャンスが、早くもラウンド16で訪れそうだ。

取材・文=馬見新拓郎

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