猛威振るうコロナウイルスがCLにも影響…バレンシア対アタランタなどが無観客試合へ

新型コロナウイルスの影響は、チャンピオンズリーグ（CL）にも及んでいる。

世界中で猛威を振るうコロナウイルス。イタリアを中心として、ドイツやスペイン、フランスなど欧州でも感染者が急増。先日には、予防策の一環としてドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒが日本人サポーター団体を強制退場させたことも大きな話題となっている。

そんな中、スペイン保健省のサルバドール・イリャ大臣は会見で「リスクのある地域で行われるスポーツイベントは、無観客で行われる」と発表。今後2週間にわたってスペイン国内一部地域で行われるイベントを無観客とすることを明かした。

対象となる試合は、10日に行われるCL決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、バレンシア対アタランタ。19日のヨーロッパリーグ・ラウンド16、ヘタフェ対インテル。そして5日に行われるバケットボールのユーロリーグ、バレンシア対オリンピア・ミラノらが無観客試合となる。

なおバレンシア対アタランタでは、イタリアでも感染者が多数発生しているベルガモから約2400人のファンがバレンシア本拠地メスタージャへ訪れることが予想されていた。スペイン保健省は、感染の広がりを懸念して今回の措置を取ったことになる。

日本でも明治安田生命Jリーグの数試合などが延期となり、夏の東京オリンピックの開催も危ぶまれ始めているが、コロナウイルスの猛威はCLにも及ぶことになった。