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瀬古歩夢は“桜の砦”になれるか。C大阪期待の19歳に問われるリーダーシップと修正能力

■苦い経験となったJ1での初黒星

 8月3日に行われた明治安田生命J1リーグ第21節。5試合無敗だったセレッソ大阪はアウェイでFC東京に0-3と完敗。前半から主導権を握りながら決め切れず、ここまで20試合でリーグ最少の12失点という鉄壁の守備を崩されたばかりか、6月14日の第15節・鹿島アントラーズ戦以来、約1カ月半ぶりの敗戦を喫した。この試合で先発フル出場を果たした19歳DF瀬古歩夢は、首位チーム相手の完敗にショックを隠しきれなかった。

 「自分がJ1に出るようになって初めて負けたので非常に悔しい」

 5月4日の第10節・松本山雅FC戦でJ1デビューを飾り、5月から6月にかけて開催されたU-20ワールドカップの期間を除いてほぼコンスタントにピッチに立ってきた瀬古にとってはJ1での初黒星だった。本人は「ディエゴ・オリヴェイラ選手と永井謙佑選手の2トップは日本ではトップレベル。そういう選手を抑えられなかったのは事実」と悔しさを滲ませる。

 「ああいう選手を抑えられれば、自分自身ももっともっと上に行ける。やられたのもクロスだったり、セットプレーだったりしたので、集中力を高めれば止められると思いますし、リスク管理をしっかりできるように意識したいです」

 首位・FC東京の強力攻撃陣を相手にして感じた課題は、単なる対人での守備だけではなく、自らが得意とするビルドアップでもクオリティ向上の必要性を痛感した。

 「U-20ワールドカップでも感じたけど、外国人はデカくて高い選手が多いので、それを封じられるようにならないといけないし、なおかつ自分の特徴であるビルドアップの質も上げていく必要もある。それを強く感じました」

■FC東京戦で得た教訓を次に生かす

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 さしあたって見据えなければならないのは、11日のサガン鳥栖戦だ。鳥栖は目下、J2降格圏の17位に沈んでいるが、シーズン当初からの課題だった得点力不足が徐々に解消されつつある。

 加えて、8月23日のヴィッセル神戸戦で現役ラストマッチを迎えるフェルナンド・トーレスも、残り少ない公式戦にモチベーションを高めている。元スペイン代表と金崎夢生というFW陣はC大阪守備陣にとって脅威に他ならない。先輩FWの柿谷曜一朗も「僕たちが鳥栖よりいい準備をすることが大事」と強調していたが、瀬古はいかに相手攻撃陣を封じるかを真剣に模索していく必要がある。

 「FC東京戦の反省点はまず後半立ち上がりに失点してしまったこと。永井選手に入り込まれたとき、(GKキム・)ジンヒョンの『OK』という声が聞こえて安心してしまいましたけど、自分自身が普通に競り勝てれば何の問題もなかった。そこは徹底しないといけないです」

 さらに瀬古は続ける。

 「失点したあとのゲーム運びもうまくできなかった。自分はディフェンスラインのなかで一番下ですけど、後ろからリーダーシップを取ることをもっとやっていければチーム全体がよくなる。そういう自覚を持つべきだと思っています」

 要所要所で左サイドバックの丸橋祐介やボランチの藤田直之ら年長者たちに指示を出す瀬古の姿は、FC東京戦でもしばしば見受けられた。チーム内で周りを的確に動かせるようになれば、より高い領域も見えてくる。

■瀬古の向上心を掻き立てるもの

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 1年後には東京五輪を控え、3年後にはカタール・ワールドカップもある。同い年の菅原由勢(AZ)と中村敬斗(トゥエンテ)が、新天地のオランダでいきなり開幕デビュー弾を決めたこともあり、「仲間たちには負けられない」という思いも強まっている。今の瀬古には自身の向上心を掻き立てる材料が数多くあるのだ。

 「由勢とは連絡を取っていますけど、あいつなら海外に行っても大丈夫。由勢と敬斗は海外に行くことを選びましたけど、僕はJリーグでしっかり出続けて、経験と実績を積み重ねることを第一に考えています」

 J1でピッチに立ち続けることができれば、森保一監督ら日本代表スタッフの目に留まる機会もおのずと増えてくる。東京五輪世代のセンターバックは、冨安健洋(ボローニャ)を筆頭に海外組が何人もいるが、日本で安定感のあるパフォーマンスを披露し続け、信頼できる選手へと飛躍できれば、1年後の大舞台に立てるチャンスもゼロではない。

 そのためにもFC東京戦で味わった悔しさを今後につなげるしかない。日本代表の吉田麻也(サウサンプトン)や昌子源(トゥールーズ)が「DFは何度もやられて失敗して成長する」と話していた。ハイレベルな戦いをたくさん経験して、いかにレベルアップするか。ロティーナ・セレッソに定着しつつある瀬古のさらなる成長に注目が集まる。

文=元川悦子

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