Arsenal v Everton Goal Celebration 02232020(C) Getty Images

減給求める首脳陣vs拒む選手たち…アーセナルの減給交渉は行き詰まり

アーセナルの選手がクラブからの減給に関する提案を拒否したことが『Goal』の取材でわかった。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。プレミアリーグをはじめ大多数のリーグ戦が3月中旬までに中断され、感染拡大に歯止めがきかない中、再開の目途が立たず、シーズン打ち切りの可能性すら浮上している。これを受け、収入源が断ち切られ、実質的に活動停止状態の多くのクラブが財政面で苦境に立たされている。

バーンリーなど存続危機に立たされるクラブもあり、プレミアリーグはクラブ・選手間で30%のサラリー引き下げに向けて交渉することを要望。サウサンプトンなどは選手やコーチングスタッフが給与の受け取りを保留することを発表していた。

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一方のアーセナルでは、首脳陣と選手の攻防戦が2週間にわたり繰り広げられている。クラブはシーズン打ち切り、または無観客で再開された場合、クラブの財政は深刻な状況に陥ることを明白にしているが、依然として選手の減給には合意できていない。すでに複数の案が提示されているが、12.5%の年俸削減案も選手から拒まれ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できればサラリーを全額を支払うという案も投票の結果、受け入れられなかったがわかっている。

プロサッカー選手協会(PFA)は先日、減給には応じず、受け取り保留のみ検討するよう選手たちに通達。これを受け、アーセナルの選手も新型コロナウイルスによるクラブの財政負担を軽減し、他の従業員が100%の給与を受け取れるために、給与受け取りを先送りする意思はあるようだ。

しかし、直近3シーズンでCLの舞台から姿を消すアーセナルの首脳陣は、これを機に財政を圧迫し続ける選手への人件費を抑えたいと考えている。実際に、オーナーのスタン・クロンケ氏の息子、ジョシュ氏は昨夏に「私たちはチャンピオンズリーグの人件費でヨーロッパリーグを戦っている」とコメントしていた。今シーズンもここまで9位と来シーズンもCL出場おろか、ヨーロッパリーグ出場すら危ぶまれる状況だ。

新型コロナウイルスによるシーズン中断の影響で、多額の損失が予想されるアーセナルと選手のサラリーを巡った攻防戦は、どのような形で決着するのだろうか。

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