Raul Gonzalez Blanco Real MadridGetty Images

来季レアルBで久保建英を指導するラウール「大きな挑戦に全力でぶつかる。選手たちにマドリー主義を植えつけたい」

来季よりレアル・マドリーのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャの監督を務めるラウール・ゴンサレス氏(41)が、新たな挑戦に向けて意欲を燃やしている。

先に日本代表FW久保建英も所属するカスティージャを率いることが決定したラウール氏は、23日にレアル・マドリー財団主催のチャリティーマッチ、“コラソン・クラシック・マッチ“レアル・マドリー・レジェンド対チェルシー・レジェンドに参加。グティ氏やフェルナンド・モリエンテス氏らも名を連ねたレアル・マドリー・レジェンドの目玉選手として扱われた同氏は、試合前に『レアル・マドリーTV』に出演して、来季に向けた抱負を述べている。

「大きな期待を抱いているよ。ここまではレアル・マドリーの下の年代を指導してきて、今夏にプロのコーチングライセンスを取得したばかりだけど、クラブがすぐさまチャンスを与えくれたことを嬉しく思う」

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「自分にとっては大きな挑戦となるが、立ち向かっていきたいし、いつものように期待を応えられたと思う。若い選手たちにマドリディスモ(レアル・マドリー主義)を植えつけることを試みる。期待に満ちあふれたシーズンになるね」

その後に行われた試合では、ラウール氏がレアル・マドリーにとっていかに重要な存在であるかが、まざまざと示されている。選手紹介アナウンスで、往年の背番号7とその名前を呼ばれてピッチに立つと、レアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウに詰め掛けた約5万人の観客は、ほかのレジェンドを迎えるとき以上の大歓声をあげた。

そうしてキックオフを迎えた試合で、セカンドトップの位置でプレーしたラウール氏は現役時代のような献身的なプレス、中盤まで下がってのゲームメイク、まったく衰えていないゴールへの嗅覚を披露する。11分には相手GKカルロ・クディチーニ氏が弾いたボールにすかさず詰めてこの試合の先制点を決め、52分にはPKから得点。ゴールの直後には、かつてのように右手の指輪に口づけをして観客を沸かせた。そして58分に交代した際には、スタンディングオベーションを受けながらベンチへと下がっている。

試合は5ー4でレアル・マドリー・レジェンドが勝利。ラウール氏は試合終了後、「ベルナベウは僕にとって最高のスタジアムであり、サポーターは開始1分から僕たちを後押ししてくれる。たとえ、こういった類の試合でも、レアル・マドリーのユニフォームを着たならばリーガを戦うようにプレーしなくてはいけない。そう、全力を尽くさなければ、ピッチですべてを出し尽くさなくてはいけないんだ。サポーターが誇らしい気持ちでスタジアムを後にできるようにね」と、マドリディスモの体現が一体どういうことであるかを説いていた。

もちろん、ラウール氏が来季に主戦場とするのは長年プレーしてきたベルナベウではなく、レアル・マドリーのバルベルデバス練習場に位置するカスティージャのスタジアム、アルフレド・ディ・ステファノである。収容人数はベルナベウのように9万人ではなく8000人で、腰を下ろすベンチも座り心地の良いアウディ社製のものではなく、木製のみすぼらしいものだが「来季、自分のすべての情熱、力をぶつけていきたい」と、そこで結果を残すことを誓っている。

ラウール氏の皺の増えた目が見据えるのは、銀河系軍団と呼ばれたレアル・マドリーの同志であるジネディーヌ・ジダン氏と同じ道……。つまりはカスティージャを経由して、トップチームの指揮官まで上り詰めることとなる。

取材・文/江間慎一郎

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