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未踏の地へ、8強進出へ白星必須の森保ジャパン。エクアドル戦の予想布陣、キーマンは?

日本代表は現地時間24日(日本時間25日)にコパ・アメリカ2019・グループC最終戦でエクアドル代表と対戦する。勝てば史上初のベスト8入りが決まる森保ジャパン。突破へ本気と本気がぶつかる大一番で、キーマンに挙げられるのは果たしてどの選手なのか。

■勝てば無条件でベスト8入りが決まる

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▲エクアドル戦の予想フォーメーション

 コパ・アメリカの2試合を終えて勝ち点1でグループCの3位につけている日本代表。現地時間24日(日本時間25日)のエクアドル戦(ベロオリゾンテ)で勝ち点3を得られれば、文句なしに8強進出が決まる。

 日本がエクアドルに大勝し、ウルグアイがチリに大敗すれば2位通過もあり得るが、現実的なシナリオは3位通過となる。その場合、27日(日本時間28日)の準々決勝でホスト国のブラジルと対戦する。この千載一遇の好機をつかみ取るべく、森保一監督は「明日の試合は我々の持っているすべてを出し切りたい」と話すように、真っ向勝負に挑むつもりだ。

 ただ、勝てば3位で突破を決められるのはエクアドルも同じ。ここまで2連敗で敗退濃厚とされていたが、グループBの動向によって再浮上する形に。エルナン・ダリオ・ゴメス監督は「日本には200%の力を出さないと勝てない。我々は決して諦めない」と全力で勝ちに行くことを宣言している。

 4-3-3をベースにしているエクアドルは、代表通算29得点の実績を誇るエースFWエネル・バレンシア(ティグレス)、右サイドに陣取るアントニオ・バレンシア(マンチェスター・U)らタレントも揃う。森保監督が「縦に速い危険な攻撃をしてくる」と話せば、岡崎慎司(レスター)も「全員の身体能力が高く、戦い方が整理されている。集中した守備からシンプルに裏を狙う攻撃が一番怖い」と警戒感を示す。

■2試合6失点を改善するために必要なこと

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 この難敵から勝ち点3を手にするには、まず2試合6失点の守備を修正し、完封を遂げる必要がある。では、「守」におけるキーマンは誰になるのか。

 「1戦目は僕らもよくなかったし、勝負強い相手にうまくゲームを進められて4失点してしまった。2戦目も勝ちきれなかった。いいゲームをしたと思われがちですけど、ピンチは結構多かった。3試合目はより結果にこだわらないといけない。どれだけ相手を上回ってやれるのか。僕らにとってのチャレンジになる」

 そう語るのは20歳にしてA代表に定着している冨安健洋(シント=トロイデン)だ。チリ戦でエドゥアルド・バルガス(ティグレス)に決められた2点目のシーンで、体ごとブロックに行きながらシュートを決められ、ウルグアイ戦でもCKからホセ・ヒメネス(アトレティコ・マドリー)に打点の高いヘッドを許してしまった。“個と個の勝負”で負けないこと。それは冨安だけではなく、チーム全体として今回のコパ・アメリカで浮き彫りになった課題でもある。冨安は言う。

 「世界で有名なストライカーを抑えられるかというのは、自分に求めていきたい部分」

 エクアドル戦で言えば、エースのエネル・バレンシア封じ。スピードと鋭い動き出しに優れる点取り屋を仕留めることが、クリーンシートへの道筋であることは確かだ。

■ウルグアイ戦では2発。三好にかかる期待

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 一方で、攻撃陣は1トップに岡崎、2列目に三好康児(横浜F・マリノス)、久保建英(レアル・マドリー)、中島翔哉(アル・ドゥハイル)という個が突出した面々が並ぶと見られており、相手を凌駕する攻めが期待できる。なかでも、ウルグアイ戦で2ゴールという大仕事を見せ、世界を震撼させた三好には連続ゴールの期待が高まってくる。本人も強豪相手の2発に大きな手ごたえをつかんでいるようだ。

 「ウルグアイ戦のゴールシーンは相手も見えていましたし、1対1の状況だったので、余裕を持っていけました。こういう舞台で得点を取れるというのは自信にもなるし、勢いを持って次に向かっていける」

 この大一番でも結果を出すこと。それは、1年後の東京五輪メンバー入り、そしてA代表定着への布石も打つことにつながる。もちろん、本人も継続して結果を出し続けることに意味があると認識している。

 「これを続けていかないと意味がない。1試合で終わったら本当に意味がないので、自信を確信に変えるのは自分次第だと思います」

 三好が割って入るであろう2列目には堂安律(フローニンゲン)や伊東純也(ヘンク)といったライバルがひしめく。さらには、6月のキリンチャレンジカップ2連戦では、3-4-2-1の新システムをトライしており、2シャドーとなればさらなる激戦区になることが予想される。そういった意味でも、コパ・アメリカでの“新たな発見”の筆頭に挙げられる三好が、「攻」のキーマンとしてその真価を発揮できるかが、勝機を見出すカギとなりそうだ。

 点を取り、相手を完封する。サッカーにおいて最も簡単なようで難しいテーマを達成することで、苦手としていた南米大陸での南米相手の初勝利、そして強敵が揃う決勝ラウンドが見えてくる。

 この関門を突破して未踏の地へ駆け上がる――。南米での森保ジャパンの挑戦を続けるために、総力でエクアドルに挑む。

文=元川悦子

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グループC第1節:6月18日(火)8:00~ 0-4 チリ
グループC第2節:6月21日(金)8:00~ 2-2 ウルグアイ
グループC第3節:6月25日(火)8:00~ vsエクアドル

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