17歳のFC東京MF久保建英が、またしてもその能力の高さを見せつけた。
FC東京は12日、明治安田生命J1リーグ第11節でジュビロ磐田と対戦。先発した久保は、試合序盤の14分にはディエゴ・オリヴェイラに絶妙なスルーパスを供給し、73分にもDF室屋成に息をのむような切れ味のスルーパスを送るなど、間違いなく攻撃の核としてチームを牽引した。
そして、試合終盤の84分、左CKのこぼれ球をボックス内左で捉え、左足の芸術的なボレーシュートをゴール右に突き刺した。その後も、右サイドからグラウンダーのクロスを折り返してMFナ・サンホのシュートをお膳立てするなど、追加点まであと一歩というシーンを作り出している。
また、久保の得点は、引き分け濃厚だったチームに勝利を呼び込む嬉しい決勝弾となり、FC東京の選手としてJ1での15試合目にして初得点となった。それだけに長谷川健太監督も「やっと点を取ってくれた」と喜びもひとしお。
試合後には、長谷川監督が「シュート技術はチームの中でもトップクラス」と絶賛したように、その卓越したテクニックが存分に詰まった一撃だった。
予兆はあった。ここ最近の試合では得点に絡み、自身も惜しいシーンは幾度もあった。試合前日には、負傷離脱中の鈴木喜丈に「明日スーパーゴール決めるから」と予言されたという。「3割くらいは喜丈君のおかげかな」と冗談めいて振り返る。
普段はクールに試合を振り返る久保だが、この日は「いつも自分が褒める側だったので、褒められるのはかなり嬉しい」と喜びを隠さない。
「みんなが自分のゴールに期待してくれるということはマイナスじゃないと思います。それでまずは1点取れたのは非常に良かったと思っています。ノーゴールで終わる可能性が無くなったんで良かったと思います」
ただ、すぐに次の試合に向けて切り替えるのも、冷静な久保らしい。「今日(得点が)入ったので、もう今までのことは全て忘れて、また次のゲームに向けて良い準備をするだけだと思います。入らなかった試合はもう忘れて、今日の試合のことだけ辛くなったら思い出せばいい」と前を向く。
とはいえ、リーグ5失点で最少失点を誇るFC東京の守護神、林彰洋も、「(久保)建英はシュートのインパクトも良く、振りが速くてキーパーとしては止めづらい。シュート全般が上手いと思います」と久保を評す。Jリーグ屈指のキーパーからお墨付きをもらう17歳は、今後もスタジアムに歓喜をもたらしてくれそうだ。
FC東京は次節、18日に味の素スタジアムで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。次の試合へと切り替える久保の活躍に注目したい。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

