コロンビア代表を率いるカルロス・ケイロス監督が21日、翌日に控えるキリンチャレンジカップ2019の日本代表戦に向けた前日会見に臨んだ。
2011年からイラン代表の指揮を執っていたケイロス監督は、今年のAFCアジアカップUAEの準決勝で日本代表と対戦。0－3で敗れると、この試合後にケイロス監督は退任し、その後に昨夏のロシア・ワールドカップ後に指揮官の座が空位となっていたコロンビアの監督に就任した。
個人としてはアジアカップの再戦となるケイロス監督。過去に母国ポルトガル代表指揮官やマンチェスター・ユナイテッドでアレックス・ファーガソン氏の右腕を務めた経験も持つ66歳の智将は、今回の対戦について、「日本国内で日本代表と試合ができるのはとても嬉しい。大切な準備のための試合になる。日本代表は新メンバーが入ってきて、アジアカップで4回も優勝しているレベルの高いチーム。その日本のホームで戦えるのはいい経験になる」と日本を高く評価し、今回のアウェー戦が良い強化になると強調した。
また、新生コロンビアでの仕事について、ケイロス監督は「正直言うと、まだ何もできていない。毎日色々な話しをきいて、勉強をしている段階。近道を探っている段階です。ゼロベースといえばゼロベース。オーケストラでいうとチューニングしている段階。コパ・アメリカ向けてのスタートだと思っている」と、スタート段階であることを主張した。
また、ロシアW杯でコロンビアを下した日本について、ケイロス監督は「選手に言っていることは、フレンドリーマッチは建前で存在しないということ。なぜかというと代表のユニフォームを着ているから。日本の力を甘く見てはいけない。フレンドリーだからといって甘く考えてはいけない。日本はコロンビアの力をわかっている」と、“本気”で試合に臨むとともに、森保ジャパンの力を警戒していた。
日本vsコロンビアは、22日の19時20分から日産スタジアムでキックオフを迎える。
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