新型コロナウイルスで他界、元マルセイユ会長にシセ、リベリ、ナスリが追悼のメッセージ

元マルセイユ会長のパペ・ディウフ氏が3月31日に新型コロナウイルスにより亡くなった。同チームでかつてプレーした著名選手も悲しみのメッセージを発信している。

マルセイユの元会長、パペ・ディウフ氏が3月31日にこの世を去った。享年68歳。同氏は新型コロナウイルス感染が確認され、セネガル・ダカールの病院で闘病生活を続けていたが、力尽きる結果となった。

ディウフ氏の訃報を受け、かつてマルセイユでプレーした選手たちが恩人の急逝を偲んでいる。

2006年～2009年までマルセイユでプレーした元フランス代表FWジブリル・シセは自身のSNSで「今日、フランスフットボール界は偉人を失った」とメッセージを発信した。

「マルセイユに加わる直前、1カ月にわたって密に話し合っていたことを思い出す。私は当時骨折していたんだが“ジブリル、我々はあなたのケガを心配していない。素晴らしい資質はすでに示しているし、マルセイユは歓迎する。このクラブはあなたの心にふさわしいカラーだ”と語ってくれたんだ」

「彼は本当に思いやりのある人物だった……。素晴らしい思い出が蘇るとともに、この深い悲しみは本当につらいよ。会長に敬意を表したい。安らかに眠ってください」

現フィオレンティーナのフランク・リベリも『Twitter』で「プレジデント・ディウフの他界を知り、深い悲しみを覚えている。慈悲と祈りをご家族のみなさんに捧げます」とツイートしている。

マルセイユの下部組織で育った現アンデルレヒト、サミル・ナスリも「こんな形でプレジデントがこの世を去るなんて……。あまりにも急な旅立ちに、さよならを言わなければならないのは本当につらい。心が重いよ」と、恩人の死を惜しんだ。

1951年生まれのディウフ氏はサッカー界で代理人として腕を振るい、2005年から2009年までマルセイユの会長職を務めた。当時マルセイユに在籍した著名選手がこぞって追悼のメッセージを贈ったように、多くの人から慕われていた模様だ。