新型コロナで2試合連続延期のヴェローナ主将が怒り「敬意がなくおもちゃにされた」

ヴェローナのミゲル・ヴェローゾは、サンプドリア戦が無観客での開催から一転して延期されたことを非難した。

ヴェローナの主将MFミゲル・ヴェローゾが1日、自身のインスタグラムを更新し、サンプドリア戦延期の決定に不快感を示した。

ヴェローゾの所属するヴェローナは、セリエA第26節において日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアとジェノヴァで対戦する予定が組まれていた。しかしイタリアで猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、両チームの試合が延期されることが決定。当初、イタリア北部で開催予定のサンプドリア対ヴェローナ戦などの6試合は無観客での実施がアナウンスされていただけに、ヴェローナ主将は戸惑いを隠せない。ヴェローゾはインスタグラムのストーリー機能を使用し、心境を吐露した。

「試合を行うか行わないかを決めるために1週間。チームやスタッフ、関係者の全員が何の知らせもないまま17時からジェノヴァで待機していた。これから全員、ヴェローナへと向かうバスに乗り込む。こんな状況は恥ずべきだと思う。関わるすべての人間への敬意を大いに欠くものだ。すべてのイタリア人にとって、これほどデリケートで重大な局面にあるのだから、せめて決定権を持つ者は真逆のことを言い出したり、人やすべてのスポーツクラブをおもちゃのように扱ったりするのは避けて欲しい」

新型コロナウイルスの感染拡大により試合が延期となるのは、ヴェローナおよびサンプドリアにとって前節に続いて2試合目。1月の移籍市場でサウサンプトンからサンプドリアに加入した吉田もヴェローナ戦での初先発が予想されていたが、インテル戦に続いて出番はお預けとなった。

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