ナントは、カーディフ・シティからエミリアーノ・サラの移籍金が支払われないことを受け、国際サッカー連盟（FIFA）に訴えを起こした。
今冬の移籍市場で、カーディフはナントからアルゼンチン人ストライカーのサラをクラブ史上最高額とも報じられる1500万ポンド（約22億円）で獲得。しかし、1月21日に搭乗した小型機とともに同選手は消息不明となり、2月上旬に死亡が確認された。
1人のフットボーラーの命が奪われた悲惨な事故が起きた一方で、ナントとカーディフの間にも移籍金に関するトラブルが発生。カーディフ側は“異常事態”が発生し、その調査は支払いよりも先に行われるべきと主張しているものの、状況が進展しないことに業を煮やすナントはついにFIFAに助けを求めたようだ
27日、FIFAは「我々は昨日（26日）夜にエミリアーノ・サラの移籍に関連した案件でカーディフ・シティに対するナントからの訴えを受け取ったことを発表する。我々はこの件に関して調査中であり、現段階でこれ以上のコメントはない」と声明を出している。
前代未聞の事態に陥り、泥沼化の様相を呈するサラの移籍を巡って、どのような形で終焉を迎えるのだろうか。
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