チェルシーは、ティエムエ・バカヨコとダニー・ドリンクウォーターへのオファーを受け入れるようだ。イギリス『テレグラフ』が報じている。
2017年にともにチェルシーに加入したバカヨコとドリンクウォーター。合計7500万ポンド(約110億円:当時)を支払って獲得した両選手だが、アントニオ・コンテ、マウリツィオ・サッリの両政権下でインパクトを残せず。昨シーズンにフランス代表MFはミランに期限付きで加入し、イングランド代表MFは残留するも1分も起用されないままシーズン終了を迎えた。
そして、今夏より指揮を執るフランク・ランパード監督の下、バカヨコとドリンクウォーターはアピールする機会を得たものの、同指揮官へのアピールに失敗したようだ。チェルシーはシーズン開幕まで1週間となった3日にボルシアMGと対戦。しかし、このドイツ遠征に両選手は帯同しておらず、実質的な戦力外扱いになっている。
『テレグラフ』によると、チェルシーはバカヨコ、ドリンクウォーターに対するオファーに耳を傾けるつもりのようだが、移籍の形式にこだわっていないものの、いずれの選手も退団の見通しが立っていないという。
バカヨコに対してはパリ・サンジェルマンが今夏に興味を示していたが、先日エヴァートンからイドリサ・ゲイェを獲得したため、フランス代表MFへの興味は減退。一方のドリンクウォーターに至っては、週給10万ポンド(約1300万円)のサラリーがネックとなり、新天地を探す上で大きな障壁となっていると見られている。
プレミアリーグの移籍市場は8日に閉幕を迎えるものの、欧州の主要移籍市場は8月末まで解放されている。チェルシーから戦力外となったことが決定的なバカヨコとドリンクウォーターは、残り4週間で再起の足掛かりとなる新天地を見つけ出すことができるのだろうか。
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