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意見が分かれたリヴァプールvsポルトの行方。“鉄板”の戦いにあらず?【CL準々決勝・勝ち抜け予想】

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が9日と10日に開催される。『Goal』では、欧州サッカーに見識があるライター・ジャーナリスト陣に、準々決勝4カードの勝ち抜け予想を聞いた。

第2弾は、9日開催のリヴァプールvsポルト。昨季ファイナリストと今季CLで躍進しているポルトガル王者の一戦を、ドイツ在住経験があるライターの遠藤孝輔氏、プレミアリーグに精通する寺沢薫氏、イタリア在住のジャーナリストである片野道郎氏が占う。

遠藤孝輔の予想:ポルト勝ち抜け

2019_4_9_porto_liverpool(C)Getty Images 悲願のプレミア制覇を達成すべく、マンチェスター・シティとデッドヒートを繰り広げるリヴァプールは心身ともに消耗度が激しい。明らかに力の劣るポルトとの準々決勝で、油断や慢心が生まれてもおかしくない。今週末にはチェルシーとのビッグマッチが控えており、フィジカル、メンタルの双方をさらにすり減らす可能性は十分。「ポルトとの対戦を望んでいなかった」と語るユルゲン・クロップ監督のマネジメントがきわめて重要になる。

一方のポルトも、国内リーグでベンフィカと熾烈な覇権争いを展開している。ただ、CLでアウトサイダーと目される彼らに失う物はない。主将エクトル・エレーラと重鎮ペペがサスペンションで1stレグに出られないのは痛恨だが、それがかえってチームの結束を強めるかもしれない。敵地アンフィールドでは守護神イケル・カシージャスを中心に粘り強く守り、CLで7戦6ゴールと気を吐くFWムサ・マレガの一発が生まれる気がする。

リヴァプールはロベルト・フィルミーノとモハメド・サラーのゴール頻度が落ちているのも不安材料。グループステージでツルヴェナ・ズヴェズダに敗れただけでなく、プレミアでは今年に入ってからウェスト・ハムやエヴァートンと引き分けたように、格下とのアウェーゲームでピリッとしない。アンフィールドでセーフティリードを得られなければ、欧州カップで無敗(3勝3分け)のポルトに歴史を覆されてしまうのではないか。

寺沢薫の予想:リヴァプール勝ち抜け

2019_4_9_porto_liverpool2(C)Getty Images

昨季ラウンド16の再戦となるが、その前回対戦は2試合トータル5-0でリヴァプールがポルトを圧倒。ポルトのホームで行われた第1戦でサディオ・マネがハットトリック、さらにサラー、フィルミーノと3トップがそろい踏みでゴールを決めて大勝し、それで勝負ありだった。その1年前から、両者の力関係に大きな変化はない。プレミアでも優勝争いを繰り広げるクロップのチームは昨季以上にチームの完成度を高め、3トップの破壊力は言わずもがな、ヴィルヒル・ファン・ダイクと守護神アリソンが締める守備力も向上している。120分間の死闘の末に昨季4強のローマを破ったポルトもセルジオ・コンセイソン監督の下で堅守速攻が光る好チームだが、優勝候補の一角と言えるリヴァプールを破るのは骨が折れそうだ。

ポルトはリヴァプール相手に一度も勝ったことがなく(過去6戦で3分け3敗)、さらにジョゼ・モウリーニョがチームを率いた2003-04シーズンにマンチェスター・ユナイテッドを破ったのを最後に、ホーム&アウェーの2レグマッチでイングランドのクラブ相手に5連敗中というデータもある。特にプレミア勢相手のアウェーゲームは過去18試合で0勝3分け15敗、直近6戦連続ノーゴールと大の苦手としており、アンフィールドでの第1戦で大勢が決してもおかしくない。

片野道郎の予想:リヴァプール勝ち抜け

2019_4_9_porto_liverpool3(C)Getty Images

優勝候補の中で最も組みしやすい相手を引き当てたのがリヴァプール。ローマとの接戦を勝ち上がってきたポルトは、ポゼッション志向の強い攻撃型のチームで、全体を高く押し上げ人数をかけて攻めるスタイルゆえ、「攻→守」の切り替えに弱点を持っている。両サイドに攻撃型のSBを配していることもあり、決して安定しているとはいえない最終ラインが、サラーやサディオ・マネの強力なカウンターアタックを防ぎ切るのはきわめて難しいだろう。リヴァプールにとっては、落ち着いて自分たちのサッカーをすれば自然と勝機を引き寄せることができるタイプの戦いだ。

それを考えると、少なくともアンフィールドでの1stレグでは、ポルトが重心を下げ受けに回って引き分けを狙う戦略を採ることも十分に考えられる。決して得意とはいえない戦い方だが、逆に真っ向勝負に行って早い時間帯に失点し、攻めざるを得ない状況に追い込まれた末にカウンターからさらに失点を重ねて、1stレグで勝負が決してしまうというのは最悪の展開だ。それならばむしろ、少なくとも前半はボールをリヴァプールに委ねることで「負けにくい」展開に持ち込むのも有効な選択肢だろう。それを土台に、あわよくばセットプレーやカウンターでアウェーゴールを奪い、勝機を残して第2レグにつなぐことができれば、一見すると「鉄板」に見えるこの対戦も面白くなってくるのだが…。

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