UEFAネーションズリーグ(NL)は6日に準決勝が行われ、オランダとイングランドが対戦した。
2018-19シーズンから新設されたNL。それぞれFIFAランキングを元にリーグA~リーグDに分けられ、リーグAの4つのグループ首位チームが決勝トーナメントに進出。初代王者の座を懸けて、ポルトガルとスイス、オランダとイングランドが準決勝で激突することとなった。
前日に母国開催となったポルトガルが決勝進出を決めた中、それぞれ若いメンバーを積極的に起用してタイトル獲得を目指すオランダとイングランド。オランダはチャンピオンズリーグを優勝したばかりのファン・ダイクやワイナルドゥム、アヤックスで躍進したデ・リフトらが先発。対するイングランドは4-3-3を採用し、ラッシュフォード、サンチョ、スターリングの3トップを採用するなど、平均年齢24歳の非常に若いメンバーを送り出している。
両者立ち上がりから積極的な入りを見せ、会場の雰囲気もあって好守の入れ替わりが激しい展開となる。すると30分、ボックス内でラッシュフォードがデ・リフトに倒され、イングランドがPKを獲得。キッカーはそのままラッシュフォードが務め、冷静にGKシレッセンを破った。イングランドが先制に成功する。
後半立ち上がりから先制弾のラッシュフォードに代えてケインを投入したイングランドは、サンチョがフリーでヘッドを放つなどビッグチャンスを作る。対するオランダは押され気味ながらも、相手のミスを突いてデパイが決定機を迎える。しかし、ここはGKピックフォードのファインセーブに阻まれた。
一進一退の攻防が続く中、73分にオランダが同点に追いつく。ボールを回しながら相手を長い時間深い位置まで押し込み、CKを獲得。するとデパイが入れたボールに合わせたのはデ・リフト。19歳DFの打点の高い強烈なヘッドで、オランダが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたイングランドは、直後にデルフに代えてヘンダーソンを投入。失点後も落ち着いてボールを保持する。すると83分、カウンターからワンタッチでつなぎながら速い攻撃を仕掛け、リンガードがネットを揺らす。しかし、ビデオ判定の結果ゴールは無効となった。その後も両者ゴールに迫るシーンを作ったが、ゴールは生まれず。試合は延長戦に突入する。
すると96分、オランダが逆転に成功。ストーンズが最後方で軽率なボールロストすると、プロメスのシュートを一度はピックフォードが防ぐがこぼれ球を詰められ、ウォーカーの決死のクリアを虚しくボールは枠に収まった。まさかのミスから、オランダが貴重な1点を挙げる。
後がないイングランドは、延長後半からアリを投入。交代枠を使い切って勝負に出る。消耗の激しい中で懸命に前出るが、効果的な攻撃にはつながらない。すると114分、オランダが決定的な3点目。最終ライン付近でプレッシャーを受けたバークリーがパスミス。これをデパイが拾い、プロメスが押し込んだ。まさかのミスによる2失点で、イングランドは追い込まれる。
試合はこのまま終了。延長戦に及ぶ激闘をオランダが3-1で制した。
この結果、ポルトガルの待つ決勝戦に進んだのはオランダ。ここ数年間はEUROやワールドカップ出場を逃すなど苦しい時期が続いたが、グループリーグではドイツやフランスといった強豪を退け、準決勝ではイングランドを下してついに決勝戦へ。NL初代王者の座を懸けて、9日に大一番を迎える。一方敗れたイングランドは、同日にスイスと3位決定戦を行う。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

