中国スーパーリーグ(CSL)広州恒大は、指揮官ファビオ・カンナヴァーロがチームの指揮から外れることを発表した。『Goal』の取材により明らかになった。
カンナヴァーロは、2014年11月に広州恒大の指揮官に就任すると、翌年の6月までチームを指揮。その後、アルナスル、天津権健を経て、2017年11月に再び広州恒大に復帰した。今年のアジアカップ終了後には、中国代表監督の退任を決めていた恩師マルチェロ・リッピの後釜として、クラブ監督との兼任に挑戦。しかしわずか3試合で代表指揮官の座を降り、クラブに専念していた。
広州恒大は現在、リーグ首位に立つが、27日は河南建業戦を2-2とドロー。リーグ戦あと3試合を残し、2位の上海上港との差がわずか1ポイントに迫る中、カンナヴァーロがチームから離れることが発表された。カンナヴァーロは今後、親会社である恒大集団の企業カルチャーコースを受講することになるという。同時に、主将のMFチェン・チーが監督代理を務めることが伝えられている。27日の試合終了後、コーチを務める弟のパオロ・カンナヴァーロが取材に応じたが、兄の去就について口を閉ざした。
なおイタリアメディア『スカイスポーツ』は、「奇妙な別れ」と報道。「2006年のワールドカップ王者とクラブの別れはあまりに突然だった。ここまでの成績を見ると興味をそそる」と綴り、アジアチャンピオンズリーグ準決勝において、浦和レッズに2連敗を喫したことが要因ではないかと指摘した。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

