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大槻新監督が語る浦和再建プランとは?トレードマークの髪型は「強そうなほうがいい」

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オズワルド・オリヴェイラの契約解除を受け、浦和レッズの指揮官となった大槻毅監督。初陣となった川崎フロンターレ戦では土壇場で追いつき、連敗を4で食い止めた。昨季に続いて緊急登板となった新指揮官は、どのようにチームを立て直していくのか。DAZN(ダゾーン)の『Jリーグプレビューショー』で、クラブOBの永井雄一郎氏に、その再建プランを明かしている。

■幸運だけではなかった初陣のドロー

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではグループステージ突破を決めた浦和だが、リーグ戦では思うように勝点を積み上げられなかった。第10節のジュビロ磐田戦から4連敗を喫すると、5月26日の第13節のサンフレッチェ広島戦後にオズワルド・オリヴェイラ監督との契約を解除。代わって指揮を執ることになったのは、大槻毅監督だった。昨季もシーズン途中に暫定的に指揮を執り、チームの再建を実現した“闘将”が、再び現場に戻ってきた。

以下に続く

 大槻監督就任による変化は、選手もすぐに体感したという。エースの興梠慎三はこう語る。

 「監督が代わったところで、これまで出ていない選手も含めてレギュラー争いが激しくなった。みんなが出たいという気持ちを前面に出して、練習からやっていますね」

 一方で、毎年のように監督が代わる状況については、「こういうのをなくさないといけないと思いますし、結果が出ないのは選手のせいでもある。そういうなかで結果を残していきたいと思います」と反省の言葉を並べた。

 大槻監督の初陣となった第14節の川崎フロンターレ戦は、0-1で迎えた後半アディショナルタイムに、CKの流れから森脇良太が値千金の同点ゴールを奪取。劇的な展開で、勝ち点1を手にした。

 川崎F戦を振り返り、大槻監督は「こういう状況になって監督が代わったなかで、選手たちのなかに危機感があったのが一番大きい」と語りつつ、終始押し込まれたなかで、ラストワンプレーで追いついたことは「ツイていた部分は多々あったと思います」と言う。
それでも、指揮官はこの1ポイント奪取が、単なる幸運だけではなかったとも主張する。

 「トレーニングだったり、ミーティングで言っていたことが最後に出た部分もあった。偶然なのか、だから出たのか。これからそういう部分を積み上げていきたいと強く思います」

 大槻監督に代わり、チームのやり方はどのように変わっていくのか。興梠は浦和の新たなスタイルを次のように説明する。

 「守備に関しては戦術がしっかりしていて、特に守備から攻撃の速さですね。しかも守備は高い位置から奪うことが求められているので、前線の選手もまずは守備からの意識がある。高い位置で取れたらチャンスも増えてくると思う」

 一方で、大槻監督は「コントロール」の部分を、選手たちに強く求めているという。

 「我々が主体的に臨むようなゲームをしたいと思っています。選手によく言うのは、『ゲームをコントロールしましょう』『メンタルをコントロールしましょう』ということ。コントロールは抑制するだけじゃなく、発露したり、爆発するようなところを表現するのも含まれる。そこを公式戦でしっかり表現できるように持っていきたい」

■大槻新体制で浦和はどんなチームを目指すのか

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 新たな監督に求められるのは、結果はもちろん、浦和というチームに確かなスタイルを植え付けること。OBの永井氏から「どのようなチームを作っていくのか?」と質問されると、大槻監督は意外な言葉を返した。

 「一人の指導者の影響は当然大きいですけど、結果として目指しているものが属人的になるのはあまりいいことだとは思っていない」

 そして、こう言葉を続ける。

 「浦和がこれまでやってきている流れとか、クラブとして継続してやってきたものが出ることが理想だと思っています。そこが求められていると思うし、サポーターや周囲の期待の大きさを認識して、仕事することは非常に重要だと思います」

 自身の哲学や好みを優先させるのではなく、あくまでクラブの伝統や周囲の要求に応えることを重視しているのだ。大槻監督はそうしたスタンスで、チーム作りを推し進めていくことを明かした。

 川崎Fから勝ち点をもぎ取ったものの、4連敗のあとに引き分けと、浦和が勝利を手にできていない状況に変わりはない。苦境が続くなか、第15節ではホームにサガン鳥栖を迎える。大槻監督は鳥栖に対して、より一層の警戒心を強めている。

「監督が代わって、雰囲気もガラッと変わった。昨季の終盤もその成功体験をしているし、非常に難しい相手だなと思います」

 それでも重視するものは敵ではなく、自分たちのなかにあるという、

「我々のメンタリティ次第だと思います。埼玉スタジアムをホームとして捉えて、しっかりと我々の力を出すこと。攻守に渡って、僕らがこういう風にやろうとしていることが伝わってほしいなと思いますし、そのうえで勝ちたい。ホームですから」

 ちなみに、トレードマークとなっているオールバックの髪形については、次のように語っている。

 「封印するとはたぶん言っていなくて、『ああいう形でスイッチを入れると言っていましたが?』って聞かれたので、スイッチをああいう風にわざとらしくやるのはあれかなと思っていて……。でも、ホテルで準備するじゃないですか。鏡を見て、今日もやるぞという時に、強そうなほうがいいかなと」

 采配だけでなく、その風貌でも注目を集める大槻監督。強面の指揮官に率いられた浦和は、ここから巻き返すことはできるのだろうか。まずは鳥栖戦が今後への試金石となる。

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