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堂安律、フローニンゲン指揮官の信頼と期待。ELを懸けた最終盤の活躍次第で去就に影響も

今季前半戦のフローニンゲンは4勝3分け10敗と負けが込み、残留ラインギリギリの15位にいた。とりわけ序盤戦は、選手たちが自信なさげにプレーし、チームとして攻守に精彩を欠いていた。その中で一人、気を吐いていたのが堂安律だった。

日本代表でも高いパフォーマンスを見せていたのも、ちょうど、この頃だった。9月11日のコスタリカ戦で日本代表デビューを果たすと、10月16日のウルグアイ戦では1ゴール1アシストと大活躍した。日本代表で付けた自信を、プレーの質の高さでフローニンゲンに還元し、さらにまた日本代表で自信を付ける――といったサイクルで、前半戦の堂安は過ごしていた。

11月2日のエクセルシオール戦ではペナルティーエリアの中で相手をブロックしながら浮き球を処理し、ターンしてからシュートという難易度Sのゴールを決めた。翌節のヘーレンフェーン戦では、カットインからスピードが乗り、わずかにカーブもかかった美しいシュートを決めた。地元紙「ダッハブラット・ファン・ヘット・ノールト」は、「堂安のためのダービーマッチだった」と記した。

12月2日のNAC戦では、キックテクニックの高さを生かしたクロスでマヒーのゴールをアシストし、パス・アンド・ゴーでペナルティーエリア内へ走り込み、こぼれ球にすばやく反応して、今季4ゴール目を決めた。その後、やや調子を落として2018年を終えたものの、飛躍の手応えを感じた2018−19シーズン前半戦だった。11月のヘーレンフェーン戦後、堂安は力強くこう語っている。

「ボールを失う気があまりしないです。すごく最近、キレが出てきていて、体の使い方も試合ごとにうまくなっていると自分で感じます。今、自分自身が成長出来ているなと感じてますし、見てる人も、ホンマにそれが分かると思います」

当時の堂安のことを、デニー・バイス監督は「どの試合も10点満点で採点7を与えることが出来るぐらい、堂安のパフォーマンスは高みで安定していた」と語っていた。クラブ関係者は、この1年半の堂安の急成長に目を見張り、「ガンバ大阪からフローニンゲンに来た頃の堂安は、まだユースのような選手だった。しかし、今ではボールのないところでもハードワークし、すっかりプロサッカー選手になった」と褒めていた。

■疲労か、今年に入ってから見えた波

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今年に入ってから、堂安の調子の波が激しくなった。アジアカップからオランダに戻り、2試合目となった2月17日のフェイエノールト戦では、強豪相手にかなりいいプレーを見せていたが、3月30日のAZ戦、4月14日のヘーレンフェーン戦のように、後半早々に交代させられる日もあった。バイス監督はヘーレンフェーン戦後、「堂安の出来があまりに酷かったから交代させた」と説明した。

当時の堂安は「調子は良いしコンディションも悪くないんですが、それがゴールという結果に繋がらない」とこぼしていた。しかし、周囲は「堂安は疲れが溜まっているのではないか」と見ていた。日本代表の一員としてアジアカップに参戦していた堂安には、ウインターブレークがなく、夏からずっと試合に出ずっぱりだった。3月3日のVVV戦で2枚のイエローカードを貰って退場し、次のAZ戦の出場停止が決めった堂安に対し、バイス監督は4日間の特別休暇を与えた。

堂安の今年初ゴールは、5月12日のフォルトゥナ戦まで待たないといけなかった。中盤でルーズボールを拾って、相手ゴールに向かってルックアップした堂安は、25mほどの距離から迷わず左足を振り抜いて、強烈な弾丸シュートを決めたのだ。

不調時の堂安に対して、「自信が無くならないように声をかけ続けていた」というバイス監督は、「ワールドゴールだった。堂安の実力によって生まれたゴールだった。ここのところの彼は難しい時期を過ごしていた。だが、アジアカップからフローニンゲンに戻ってきて、ずっと堂安は試合に出ずっぱりだったんだ」とスーパーゴールに喜んでいた。

ちなみに、このゴールは、CL準決勝を戦うアヤックスのために、オランダリーグが2週間の春休みをとった直後に生まれている。もしかしたら、このブレークで心身ともにリフレッシュしたことが、ゴラッソに結びついたのかもしれない。

後半戦の追い上げで、フローニンゲンはレギュラーシーズンを8位で終えた。最終節のエメン戦後、堂安はしみじみと「間違いなく、監督は僕のことを評価してくれていて、使ってくれている」と語っていた。アジアカップ開催期間中、そして出場停止処分を受けた試合を除いて、今季の堂安はずっと全試合先発出場していた。そのことからも、バイス監督の堂安に対する信頼と期待の高さが伝わってくる。

19日からヨーロッパリーグ行きをかけたプレーオフが始まる。ゴールやアシストを決め、チームをヨーロッパに導くことによって、堂安はバイス監督への恩返しをしたいところだ。プレーオフの活躍は、さらに夏のステップアップにも影響してくるだろう。

文=中田徹(オランダ在住ジャーナリスト)

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