去就注目されるコンテ氏、今夏のローマ監督就任を否定「条件が揃っていない」

ローマと接触していたアントニオ・コンテ氏だが、今夏のローマ監督就任の可能性を否定した。

イタリア人指揮官のアントニオ・コンテ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、噂されているローマ監督就任について否定的な見解を示した。

2016夏からチェルシーを率いたコンテ氏は、デビューシーズンにチェルシーをプレミアリーグ優勝に導き、翌シーズンにはFAカップを制覇。しかし、2018年夏に同クラブからの契約解除を告げられて以降、無所属が続いている。コンテ氏は、今後の去就について自身の考えを述べた。

「合意に至るには、両者の了解が必要だ。（古巣の）ユヴェントスは1つのサイクルをスタートしており、マッシミリアーノ・アッレグリの手腕にも非常に満足しているように見える。ただ明日のことは誰も分からないがね。（新天地を検討するにあたり）どんな相手でも倒せるという感触がなければならない。優勝が可能だと感じられなければ、このまま休養期間を続けることに何の問題もない」

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コンテ氏をめぐって先月、ローマとの接触が報じられた。クラブ幹部のフランチェスコ・トッティ氏も元チェルシー指揮官との面会を認めていたが、コンテ氏は今夏のローマ指揮官就任の可能性を否定した。

「代表監督を務めていた2年間、ローマに通って街が大好きになった。スタディオ・オリンピコでは、カルチョに特別なエネルギーを注ぐ人々の情熱が感じられた。ローマへの愛は相当なものだろう。まさにローマのために生きているようだった。引き込まれるような情熱的な環境だ。現在、条件は揃っていないが、いずれいつかは、私がローマを指揮するときが来るだろう」

次の試合

なおコンテ氏は、『メディアセット』の番組内において、セリエAで指揮を執る可能性を6割、国外で指揮を執る可能性を3割、休養を続ける可能性を1割としている。来シーズンに向けてコンテ氏の動向は注目されるところだ。

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