ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンは現在8位と今季も安定したシーズンを過ごしている。OBのトルステン・マトゥシュカ氏は原口元気らの獲得もその一因として見るようだ。
2019年に1部昇格を果たしたウニオンは、同カテゴリーでの初シーズンを11位で終えると、翌シーズンは7位フィニッシュでヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場権を獲得。そして今シーズンもリーグ戦ではバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントにしか敗れておらず、4勝5分け2敗と順調に歩を進めている。
20日に行われる第12節ではウニオン対ヘルタ・ベルリンの首都ダービーが行われるが、ドイツ誌『キッカー』はこの機会に2クラブのOBたちとのインタビューを実施。その中で、マトゥシュカ氏は次のように語った。
「多くのプレーヤーにとってヘルタは中間ステップに過ぎない。彼らの一部はもう金銭的にも満たされている。ウニオンでは誰だろうと、全員がチーム第一の姿勢だ。ビーレフェルトからアンドレアス・フォーグルザマー、2部からはケヴィン・ベーレンスやゲンキ・ハラグチのような選手たちがやって来た。彼らはブンデスリーガでプレーする機会が与えられて、喜んでいるのだよ。すべてを出し切る彼らの姿から、それが伝わってくる」
「ベーレンスがあれほどのパフォーマンスを見せるとは誰も予想していなかっただろう。ハラグチやフォーグルザマーもウニオンに最高にフィットしている。ヘルタの選手ではスアト・セルダルのことは気に入っているし、ユルゲン・エッケレンカンプもチームにアクセントを加えた。ステファン・ヨベティッチも優れたフットボーラーだ。だが、新加入が機能するためには全体的なバランスが良くなくては」
今夏に10人近くの新戦力を迎えながらもチームとして機能しているウニオン。「金がたくさんあれば、いらないものまで買ってしまう。ヘルタはこの2年間そういう流れが続いている」と、投資家が数百億ユーロを注ぎ込むライバルクラブの現状を指摘するマトゥシュカ氏。ウニオンについては補強にあたって選手のハングリー精神やグループを優先する姿勢を重視され、それが両者の違いに結び付いていると見ている。
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