■「朝市」に振られ、「スタグル」へ
3月23日、24日はインターナショナルマッチウィークのためJ1リーグの開催がない。そこで、Jリーグ入会後初のホームゲームを迎えるヴァンラーレ八戸の視察に行くことにした。
24日朝、三沢空港に少し遅れて到着。
寒い! さらに風が強いので痛い…。前日から八戸に入っていたJリーグ職員が迎えに来てくれた。三沢にはまだ雪がたくさん残っている。折しもこの日は日曜日。多分間に合わないと思ったが、八戸で有名な朝市へと送ってもらう。
Jリーグ提供ここの朝市ならまだやっているかもと思い、陸奥湊駅に向かった。到着は10時40分ごろ。しかし、まったく気配は見られず…。悔しいので歩いて館鼻岸壁(たてはながんべき)まで赴く。こちらの朝市が1番有名らしい。
Jリーグ提供すでに跡形もなかった…。
Jリーグ提供最後に撤収している車のみ。聞いてみると、朝市は先週末から始まっているようで、市が開かれているのは、日の出から9時頃まで。早いお店は7時には終わってしまうそうだ。今度八戸に来るときには、前泊するしかない。
館鼻岸壁を離れ、ダイハツスタジアムに到着した。


スタグルも充実している。おすすめは…あまりに寒いのでまずは、温かいラーメン。そして、牛スジ煮込みカレー。福田温泉パイカ丼。パイカ丼はボリューム満点。ごはんの上に豚のバラ軟骨の煮込みが乗っている。そこに温泉卵。これは寒いときにはぴったりだ。さらには、串もちも。美味しそう。
Jリーグ提供
Jリーグ提供ダイハツスタジアムの隣には人工芝のサッカー場がある。この日、天皇杯青森県予選が行われていた。八戸の選手もこの人工芝で練習する。

■雪も降る中、アグレッシブな点の取り合い
いよいよJリーグに入会して初のホームゲームが始まる。ホームタウンの市長、村長さんたちのセレモニーが行われ、そしてキックオフ。

Jリーグ提供ではハイライトをどうぞ。
強風の中、公式記録では、2.9度の気温。後半からは雪も降ってきた。その中での壮絶な打ち合いです。
風上のY.S.C.C.横浜。2トップの進昂平、浅川隼人、そしてトップ下の奥田晃也が効いている。前半、12分に進、23分に浅川が決め、YS横浜が2点先行して前半を折り返す。後半に入ってすぐに進がこの日自身2点目を決めて0-3に。
3点をリードされたホームの八戸の反撃が始まったのは60分、谷尾昴也。だが1分後再びYS横浜の浅川。69分に小牧成亘、83分三田尚希が得点を奪うも、反撃は及ばず、3-4で試合終了となった。
八戸は後半シュート13本。チャンスを数多く作るも、あと1点及ばず。しかし、最後まで諦めない姿勢は評価できる。開幕3節を終えて、1勝1分1敗の6位。大石篤人監督の話では、まだ地に足が着いていない、まだフワフワした雰囲気とのこと。1試合1試合経験を重ねながら、成長していくのだろう。
八戸一筋。八戸のレジェンド新井山祥智と記念撮影(冒頭写真)。新井山にボールが集まると良いリズムができる。
Jリーグ提供八戸の谷尾昂也。川崎フロンターレやガイナーレ鳥取、松江シティFC、サウルコス福井も経験した。登録選手の半分14人はスポンサー会社で午後から働いている。
そして今季初勝利を遂げたYS横浜のシュタルフ悠紀リヒャルト監督。
Jリーグ提供YS横浜は今季2連敗スタート。八戸戦はメンバーを替えての初勝利となり、順位を17位から12位に上げた。立ち上がりからアグレッシブなサッカーを見せていたチームを率いるのは今季就任した34歳のシュタルフ監督。昨年まで「フットパス」(各クラブの育成組織を評価するシステム)を担当していた。「育成からしっかりと取り組みたい」と話す。
試合後すぐに選手全員のサイン会が始まった。私も飛び入り参加する。
Jリーグ提供心温まる光景だ。
でもやっぱり風が強くて冷たくて。Jリーグ職員と三沢空港に向かう途中、地元の寿司屋に寄った。
Jリーグ提供美味しいお寿司。身体も心も温まる。寒かったけど心温まる八戸でした。
文=原博実/【写真提供=Jリーグ】
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