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【原博実の超現場日記2019/第3回】G大阪vs横浜FMは点の取り合い!横浜FMの三好、広瀬、高野、エジガル、マルコスに期待大

■大阪の人は肉が好き?

いよいよ開幕した2019年の明治安田生命Jリーグ。22日には、ヤンマースタジアム長居で「金J」セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の開幕戦に赴いた。そこでも思ったのだが、やっぱり「大阪の人は肉が好き」なのだろうか。パナソニック スタジアム 吹田のスタジアムグルメでも肉は大人気だった。

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■スリリングになりそうな横浜FM

ホームのガンバ大阪は昨年途中から宮本恒靖監督が就任。クラブ記録となる9連勝を挙げて残留圏から脱出し、9位でシーズンを終えている。

今季は韓国代表DF金英權も加わり、ケガ人も少なく前評判は高い。布陣は4-4-2。先発はGK東口順昭、最終ライン右からオ・ジェソク、三浦弦太、金英權、藤春廣輝。ボランチには高宇洋と遠藤保仁が並び、サイドハーフは小野瀬康介、倉田秋。最前線はファン・ウィジョとアデミウソンが組む。この2トップは強力だ。

アウェイの横浜FM、布陣は4-1-2-3。先発はGK飯倉大樹、右サイドバックに徳島ヴォルティスから加入した広瀬陸斗、左サイドバックはマリノスアカデミー出身で昨季はヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍し経験を積んだ高野遼。そして、チアゴ・マルチンスと畠中槙之輔がセンターバックを組む。

中盤は、喜田拓也をアンカーに、天野純と川崎フロンターレから期限付き移籍の三好康児、トップは右に仲川輝人、中央がエジガル・ジュニオ、左にマルコス・ジュニオールの新外国籍選手。彼らはともに小柄だか、身体が強くスピード、ドリブルが持ち味だ。

ではハイライトをどうぞ。開始30秒でゴールが生まれます。

G大阪の小野瀬康介がキックオフ直後いきなりのゴール。3分、仲川輝人が右足で決めて振り出しに戻す。

特に横浜FMは昨年よりベースがかなり上がっている印象だ。両サイドバックの広瀬と高野は堂々としたデビューとなった。喜田が中盤で効いている。天野と三好、左利きテクニシャンの2人。見ていて楽しいFW仲川、エジガル、マルコスの3人がトリプルでどんどん仕掛ける。そこに両SBも攻撃に加わるため、攻撃のバリエーションはかなり豊かだ。奪われた時の危うさはあるが、観ていて楽しい。横浜FMの試合は今年もさらにスリリングになりそうだ。

一方、この日のG大阪は、試合を横浜FMのリズムにしてしまった。もう少し良い守備、良い奪い方ができれば、横浜FM両SBの背後を突けたはず。事実、終了間際の藤春の得点の後の横浜FMの混乱を見ると、もっと早めに2点目が入っていたらどうなったか分からない。

■J2の経験を糧に成長する広瀬陸斗、田中達也

三好は早くも横浜FMに馴染み、素晴らしいゴールを決めた。天野とも2ショットを撮った。三好との攻撃的なコンビは楽しみだ。

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そしてJ1リーグデビューの広瀬陸斗。彼は私が浦和レッズで一緒にプレーした広瀬治の息子だ。浦和ユースから2014年に水戸ホーリーホックに加入し、15年徳島に移籍、今季、横浜FMに完全移籍した。浦和のトップチームには昇格できなかったが、水戸と徳島でJ2通算128試合に出場してきた。

2019-02-24-harahiromi-hirose©J.LEAGUE

確実にステップアップしている。この日の出来はとてもJ1初出場には見えなかった。そして、間違いなく母親似だと思う。

そして昨年、ロアッソ熊本で大活躍し、今年からG大阪に移籍した田中達也とも記念撮影。

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田中は、1-3での劣勢のなか60分から交代出場し、臆することなく何度かそのスピードを披露していた。「慣れてくればやれる」。そんな感触を持ったはず。J2で試合を経験し、ステップアップして来た2人に今後も注目したい。

■遠藤保仁は22年連続開幕戦出場

試合後1時間過ぎ。スタジアムの外には、選手バスを見送るために待つ両サポーターがいた。本当にありがたい。

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歩いて万博記念公園駅ホームに向かった。ここには選手のサイン入り色紙のコーナーが設けられていた。

この日もスタメンを飾ったG大阪の遠藤保仁。なんと開幕戦20年連続スタメン出場している。99年京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)の時に途中出場、98年は横浜フリューゲルスで新人スタメン。以来、22年連続開幕戦出場。この記録は破られそうもない。

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今年のG大阪開幕戦の観客は27,064人だった。開幕戦にしてはちょっと淋しい。

G大阪、次は頼みまっせ!

文=原博実/【写真提供=Jリーグ】

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