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森保一監督が率いる日本代表は日本時間18日、コパ・アメリカ2019の初戦で南米王者チリ代表と対戦。森保ジャパンの今大会の行方を占う初戦、いきなり立ちはだかるタイトルホルダーを分析する。
■チリ代表はスタメンを公表済み
(C)Getty Images 2015年の母国大会、コパ100周年を記念してアメリカで開催された2016年のコパ・アメリカ・センテナリオにて南米大会連覇を成し遂げているチリ。昨年のロシア・ワールドカップこそ出場を逃したものの、その底力に疑いの余地はなく、森保監督も以下のように語る。「コパ・アメリカで15年、16年と優勝しているチームということだけで、(チリが)どれだけ偉大なチームか、強いチームかということは認識しているつもりでいる」
実際にその2大会を経験した多くの選手がチームに残っており、レイナルド・ルエダ監督が「コンディションに問題がなければ」という条件付きでメディアに公表したスタメンも、以下のおなじみのメンバーが並んだ。
▼チリ代表公表スタメン
GK:アリアス
DF:イスラ、メデル、マリパン、ボーセジュール
MF:プルガル、アランギス 、ビダル
FW:フエンサリダ、バルガス、サンチェス
このうちアリアス、マリパン、プルガルをのぞく8人は2016年大会決勝のアルゼンチン戦でもスタメンだった。そして前日の記者会見にルエダ監督とともに登壇したプルガルもベンチにおり、このスタメンのうち純粋な新戦力は3年前と比較して2人だけという陣容になっている。
一方の日本代表は、来年の東京五輪に向けたU-22がベースのチームであり、スタメンの大半も彼らが占めることは確実。かなり対照的な背景を持つ両者の対戦となる。
チリの陣容があまり変わらないということは、経験でも連携面でもかなり大きなアドバンテージがあると見るべきであり、南米でもトップレベルのハードワークと局面の強さを初戦から発揮して来るはずだ。システムはフエンサリダが右ウィングに入る[4-3-3]をベースにしながら、流れによってバルガスとサンチェスが2トップのようになる可変性の高い形で来るだろう。
■“個”だけではない巧妙な“連携”
チリの中でも特に注意が必要な選手は、エースのアレクシス・サンチェスだ。大会前に足首の治療で感染症を起こしたというニュースで周囲を心配させたが、ルエダ監督の公表通りならスタメンで出てくる。マンチェスター・ユナイテッドでは不調なシーズンを送ったサンチェスだが、こういう経験豊富な選手が代表の短期決戦で本来の力を発揮してくるのはよくあることで、サンチェスにはそれだけの能力がある。事実、チリ代表として今シーズン中に出場した3試合では2ゴール1アシストという結果を残しており、クラブの状況には引きずられていない。
さらに、エドゥアルド・バルガス、ホセ・ペドロ・フエンサリダも前線から攻守にチームの強度を高めながら、一瞬の隙を突いて来るいやらしさがあり、フエンサリダが右のサイドハーフ気味に引けば、サンチェスとバルガスが2トップ気味になるという連携も巧妙だ。
中盤では、アルトゥーロ・ビダルが局面の強度でも勝負強さでも最も警戒するべき選手であることは間違いないが、チリ戦では相手の注意がビダルに行きすぎて、結局チャルレス・アランギスに決定的なプレーを許すようなことはよくある。
守備の部分でも、チリはハードさと狡猾さをうまく織り交ぜて来る。とはいえ、ガリー・メデルやギジェルモ・マリパンが繰り出す厳しいディフェンスに対し、コンタクトプレーで負けないことも大事だが、その土俵に完全に乗っかってしまっては思う壺だ。
三好康児が「そこで負けてはいけないというのはありますけど、やはり日本には日本の戦い方があると思いますし、できるだけ接触しないように判断できれば良いシーンというのも多いと思う」と語り、「身体をぶつけ合うことがすべてでは無いので、そこは頭を使ってプレーの選択ができれば」とビジョンを描くように、日本の特徴を生かしながらの戦いが重要になる。
「(若手には)チャレンジ精神を持ってさらにステップアップして欲しいが、学ぶだけではない。この戦いで勝利を目指して戦うことに変わりはない」と森保監督。その意味で初戦が南米王者のチリというのはいきなり試金石になるが、ここで手応えをつかめればウルグアイ戦、エクアドル戦、さらにその先に繋がっていく期待もある。実際に試合に入れば予想した以上の厳しい戦いが待っているだろうが、覚悟を持ってチャレンジして勝機を掴み取っていくことに期待したい。試合は日本時間18日の8時にキックオフする。
【取材・文=河治良幸】
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です