南米を代表する二大巨人、ブラジルとアルゼンチン。今大会の足取りだけを見れば、およそ事実上の決勝戦とは言いがたいのも事実であるが、ミネイロンスタジアムで実現した準決勝の顔合わせは、まさしく「スーペル(超)クラシコ」。クラシコを超えたクラシコに南米中が注目するのである。
準決勝への勝ち上がりを決定するPKを決めたガブリエウ・ジェズスは最大のライバルとの一戦を前にこう言い切った。
「僕にとっては代表チームの戦いにおける最高のクラシコ」
人口の数だけ、代表チームの監督が存在する、とまことしやかに言われるブラジルでは、サッカー観も選手の好みも人それぞれではあるが、誰もが一致するのはアルゼンチンが不倶戴天の宿敵であるということだ。
■データはブラジルを後押し

そんな南米の二大巨人の抗争の歴史は1908年に始まり、今回のコパ・アメリカの準決勝で実に107回目を数えることになる。
対戦成績はブラジルの41勝に対し、アルゼンチンはわずかに劣る38勝。コパ・アメリカの準決勝で両者が顔を合わせるのは初めてのケースだが、近年のコパ・アメリカでサッカー王国は、アルゼンチン相手に優位な成績を残してきた。
1995年以降、4度の対戦が実現しているものの、ブラジルは4戦全勝。もっとも、うち2つはPK戦で決着を見ており、僅差でアルゼンチンを下してきた。
開催国ブラジルを後押しするのはさらなる二つのデータである。過去4回自国開催でのコパ・アメリカはいずれも優勝に輝いているだけでなく、ミネイロンで行われたアルゼンチンとの公式戦は4勝1分けで、負け知らずという状況だ。
■アルゼンチン撃破のカギはやはり…

グループステージを通じて4試合無失点という守備の安定感を誇るブラジルに対して、グループステージでは不安定な守りで苦しい戦いを強いられてきたアルゼンチン。チームとしての完成度や組織力ではチッチ監督率いるブラジルに一日の長があるのは事実だが、アルゼンチンには王国のサポーターからも認められる天才が、ピッチに立つ。
意外かもしれないが、国籍を問わず真の天才には賛辞を送るのがブラジルだ。開催地のベロオリゾンテに到着したアルゼンチン代表の中でとりわけブラジル人からも人気が高かったのはバルセロナの背番号10だった。
今大会では、まだ真の強豪とは対峙していないブラジルだが、いまだ無得点のメッシ封じはミッションの一つである。準々決勝は出場停止だった守備の要、カゼミロが戦線復帰。スペインでメッシと対戦し慣れているカゼミロの存在は追い風となるものの、パラグアイ戦で右太ももを痛めた左SBのフィリペ・ルイスの起用は不透明な状況だ。
ここまでマルキーニョスと鉄壁の守りを見せているチアゴ・シウバもメッシへのリスペクトを隠そうとはしなかった。
「僕にとっては史上最高の選手。僕が自分の目で見た中では最高の選手だ」
もっとも、賢明なチアゴ・シウバはペレもジーコも、マラドーナもリアルタイムでは見ていないと補足はするものの、この発言が問題視されないのは、メッシの偉大さをブラジル人も認めるがゆえである。
そんなメッシは過去2大会、コパ・アメリカの決勝ではPK戦の末に涙を飲んでいる。バルセロナでの輝きとは対照的に、アルゼンチン代表のエースとしては栄冠に手が届いていない悲運の背番号10。準々決勝では試合前の国歌斉唱で国歌を口ずさんだことが話題になったが、過去メッシがブラジル戦で奪った4得点はアルゼンチン人としては3位タイとなっている。
抜群の組織力を持つ一方で前線の個の閃きに欠けるブラジルに対して、メッシ、アグエロ、ラウタロ・マルティネスの共存が守備面では足枷となるアルゼンチン。
下馬評が全く意味をなさないスーペルクラシコで一つだけ、ハッキリしていることをガブリエウ・ジェズスが代弁した。
「その歴史とライバル関係を考えれば、いつも激しい戦いになる」
この両者のぶつかり合いに凡戦はない。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

