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【動画】PKフェイントはどこまで許される?浦和FW興梠慎三のゴールが認められた理由

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第8回が23日、DAZNで先行配信された。

今回は、Jリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに、おなじみのJFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーを迎えてSNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第8回は、4月20日に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第8節の浦和レッズとヴィッセル神戸の一戦から興梠慎三のPKシーンについて取り上げる。

■興梠のPK、あのフェイントは許されるのか?

埼玉スタジアム2002に54,599人が集結した注目の一戦。浦和は序盤に神戸のミスから興梠がボールを奪取し、PA内へ。寄せてきたダンクレーをかわそうとした際に、足をかけられてPKを獲得。

倒された興梠自らがPKを右隅に決めて浦和が先制点を奪ったが、このシーンで興梠がPKを蹴る助走の途中で、一度止まっているように見える。結局このゴールが決勝点となったが、競技規則上、「PKの際のフェイントは、どこまで許されるのか」どうかがSNSでも話題となった。

まず、競技規則第14条を参照すると、ペナルティーキックの反則と罰則については『競技者が一度助走を完了した後、ボールを蹴るためにフェイントをする。主審はそのキッカーを警告する。ただし、助走中のフェイントは認められる』と記されている。

競技規則に照らし合わせた場合、上川氏は興梠のPKについて「一歩なんですが、キックをする手前のところで一回止まって、再び走り出す。だから助走のうちのフェイントだというふうに考えられる」と、反則にはあたらないと説明した。

原副理事長は「現場の感覚だと、あれが割と近い、助走も短いじゃない?」と疑問を投げかけたが、逆に「最後まで行って、蹴ると思った時に止まる」ことはOKなのかと上川氏に質問。これに対して上川氏は「ダメです」と、助走のうちに入らないと述べた。

現行のルール上は、キックモーションに入ってから止まることが禁止されている。上川氏は例として「最後の左足、軸足をついたところで足を止めるとか、あるいは蹴るようにボールをまたいで、もう一回足を戻して蹴ったりとか、そういうのは認められない」ことを説いた。

一方で平畠さんは、「屁理屈みたいになりますけど、ここで何かをやったとして、止められても、『いやいや、もう一歩行くつもりだったんですわ』みたいなことを言えなくはないですよね」と、言い訳を述べることは可能ではないかと推測。しかし、上川氏は「蹴り足、足を上げているかどうかというところを見る」ので、その言い分は通用しないとした。

上川氏が話すように「蹴り足」がすべてだと原副理事長も話す。「助走中だよね。あと一歩あったから。ただ、割と近いので、GKから見るとあそこで蹴るんだと思ったんだと思う。だけどよく見れば、あそこでは蹴れないところで一回止まっているから、だからこれはゴールでいいと思う」と、判定通り興梠のゴールは認められるべきと主張していた。

今回のジャッジリプレイでは、番外編としてUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグのマンチェスター・シティとトッテナムの一戦から、VARによりスターリングのゴールが取り消しになったシーンも取り上げている。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です

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