■ブンデスリーガ第18節 ハノーファー 3-2 マインツ
ハノーファー:ヒュルクルク(33分、37分、76分)
マインツ:武藤(26分)、ハック(31分)
ブンデスリーガ第18節が13日に行われ、ハノーファーとマインツが対戦した。マインツのFW武藤嘉紀は先発出場している。
マインツは1月に加わったばかりのナイジェル・デ・ヨングが先発。立ち上がりボールを持つ時間はマインツが長くなるものの、いい形で武藤ら前線に入る回数は多くない。逆にハノーファーがセットプレーから決定機を作り、マインツのロビン・ツェントナーにセーブを強いる。
しかし、突然試合は動き出す。26分、左サイドからのクロスに武藤が反応。ファーストタッチは流れたものの、フェイクから相手のタイミングを外し、左足を振り抜く。DFの股を抜いたシュートはゴール右に突き刺さる。
さらに直後の31分、フリーキックからマインツのDFアレクサンダー・ハックが高さを活かして、ファーでヘディングシュート。これがゴール右に転がり、マインツが追加点。アウェーのマインツが完全にペースを掌握したかに思われたが、ここからハノーファーが猛反撃に出る。
33分、コーナーキックからニクラス・ヒュルクルクが豪快に合わせて1点を返すと、37分にはデ・ヨングが相手を倒して、ハノーファーがPKを獲得。このチャンスをヒュルクルクが冷静に活かし、前半のうちに4点が入る打ち合いとなる。
後半に入り、逆転弾を狙うハノーファーが攻勢に出るものの、前半とは打って変わりゴールへとつながらない。それでも76分、絶好調のヒュルブルクが味方のシュートのこぼれ球をワントラップから左足を至近距離から振り抜き、ついに逆転弾をもたらす。
何とか勝ち点をもぎ取りたいマインツは81分、3人目の交代選手としてアンソニー・ウジャーを武藤に代えて投入する。
しかし、結局最後までゴールは生まれず、マインツは2-3の逆転負けを喫し、後期開幕戦を落とした。また、リーグ戦では6試合勝利なしとなっている。