■リーガエスパニョーラ第17節 エイバル 4−1 ジローナ
エイバル:乾(1分、54分)、チャルレス(10分)、ジョルダン(91分)
ジローナ:ティモール(26分)
21日のリーガエスパニョーラ第17節、エイバルは本拠地イプルーアでのジローナ戦で4−1の快勝を収めた。日本代表MF乾貴士はフル出場を果たし、2得点を決めるなど大活躍を見せている。
3バックシステムにこだわり続けながら、前節にはヨーロッパリーグ出場圏に位置した昇格組ジローナをイプルーアに迎えたエイバル。3バックはその両脇のスペースをいかに埋めるかが鍵となるが、エイバル、そして乾はそのスペースを巧みに突くことに成功した。
エイバルが先制点を決めたのは、今季リーガ最速となるキックオフから41秒後。得点者は、前節バレンシア戦で今季初得点を決めた乾だった。左サイドからのスローインを相手DF陣を引きつけていたチャルレスがスルー。左サイド深い位置でこのボールをフリーで受けた乾はペナルティーエリア内左に切れ込み、右足のシュートでネットを揺らした。
エイバルはさらに10分、乾を起点として2ゴール目を獲得。乾の絶妙なヒールパスからホセ・アンヘルが左サイド深くまで侵入しクロスを送り、チャルレスがヘディングシュートを突き刺した。その後エイバルはティモールに直接フリーキックからゴールを決められ、1点差で試合を折り返す。
後半、ジローナにボールを保持される状況が続いたエイバルだが、54分に乾がこの日2点目を決めることに成功する。ペナルティーエリア内、キケのシュートをGKボノが弾き、フリーだった乾がこのボールを押し込んだ。乾のドブレテ(2得点の意)は、昨季リーガ最終節バルセロナ戦以来のこととなる。
再びリードを広げたエイバルは、前傾姿勢となるジローナの攻撃を跳ね返し、カウンターからサイドのスペースを突き続ける。そして91分には途中出場のジョルダンもゴールを決め、乾が勝利の立役者となった試合を締めている。ここ5試合を4勝1分けで終えるなど好調のエイバルは、勝ち点を24として7位に順位を上げた。
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