気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第6回が9日、DAZNで先行配信された。
今回は、Jリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに、おなじみのJFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーを迎えてSNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。
『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第6回は、4月6日にサンプロアルウィンで行われた明治安田生命J1リーグ第6節の松本山雅FCとヴィッセル神戸の一戦から松本の先制点のシーンを取り上げる。
■神戸・三木谷会長も言及した松本戦のレフェリング
6日に行われた松本vs神戸においては、試合後にヴィッセル神戸の三木谷浩史会長が自身のツイッター(@hmikitani)に「不可解な判定がとても多い残念な試合でした。リーグの発展を考えるなら、真剣に審判の質も国際基準にしないと。少なくとも、他のリーグのようにVARの導入を即座に検討するべきだと思います」とつぶやくなど、苦言を呈していた。
また、神戸DF西大伍も自身のツイッター(@daigonishi22)で「レフェリーのレベルは低かった試合だけど、それ以外のところでもっとやらなきゃね。あとは、文句ではなく意見にするべき」と話すなど、選手もレフェリングについて言及する事態となっていた。
今回のジャッジリプレイでは同カードから2つのシーンがピックアップされた。そのうちの1つとなったのは、松本が13分に先制したシーン。松本の宮阪政樹が左から直接FKを蹴り込むと、神戸GK前川黛也の頭上を越えてそのままゴールに。
SNSでは、宮阪が蹴った瞬間に中にいた中美慶哉がオフサイドポジションにいたのではないかという声が寄せられた。「GKの視線を遮っていたが、オフサイドではないのか?」、「オフサイドポジションの選手(中美)がボールに直接関与していないけど、これだけゴール付近であっても関与していないというジャッジですか?」といった疑問の声が多くあがった。
このシーンについて上川氏は「オフサイドポジションに1人残ってはいる」としながらも、「そのオフサイドポジションにいる選手がどういう動きをして、その動きが相手競技者のプレーの可能性を妨げるかどうかというところ」が、オフサイドとするか否かの焦点になると説明する。
中美は「この(宮阪の)ボールをプレーすることは難しい高さ」であり、「ジャンプをしているわけでもないし、GKの視線も遮っていない」ことを指摘。よって「ボールが高いので、オフサイドポジションで隠れるということもないので、GKを妨害していない。ゴールです」とオフサイドではない理由を述べた。
原副理事長も「中美は確かにオフサイドポジションにいる」としながらも、「宮阪が蹴ったボールの軌道がかなり上なので、関係ない。飯田は後ろから来ているので関係ない。だからこれは、ゴールでいいと思う」と上川氏と同じ意見を述べた。
さらに平畠さんはこのシーンで「副審が旗を上げていない」ことに着目。これについて上川氏は「おそらく今おっしゃるようにオフサイドポジションにいるのは分かっている」ので「あげなかった」と説明。レフェリーには「こういうところでは『必ずウェイトしなさい』『待ちなさい』という話をしている」ことを明かした。その上で「すごくいいジャッジだと思う。副審はすごくいい判断をしてくれた」と評価した。
上川氏は最後に同試合のレフェリングについて「素晴らしいです」とし、原副理事長も、後半にネットを揺らしながらもウェリントンのヘッドがノーゴールになったシーンを含めて「ナイスジャッジ賞だね」と審判団を称賛していた。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です



