CONCACAFゴールドカップ2019は7日に決勝戦が行われ、メキシコとアメリカが激突した。
北中米カリブ海王者を決めるゴールドカップ。アメリカ開催となる2019年大会のファイナルは、メキシコとアメリカによる因縁のライバル対決となった。1991年の再編成後、全大会に出場（15回）する両者だが、メキシコは8回目の王者を目指して、アメリカは前回大会に続き7回目の優勝を目指して大一番に臨んだ。
試合は立ち上がりから両者一歩も譲らず、ボール保持からの攻撃を目指す。アメリカはアルティドール、プリシッチらに決定機が訪れたが、メキシコ守護神オチョアの壁を敗れず。メキシコは42分にドス・サントスがミドルシュートを放つが、これは枠外に。中盤での攻防が激しくなる中、スコアレスで前半を折り返す。
後半立ち上がり、ファンの大歓声を受けるアメリカがビッグチャンスを作る。50分、プリシッチのCKからモリスのヘッドが枠をとらえるが、メキシコDFがゴールライン上で決死のクリアで防ぐ。対するメキシコは、52分にゴール前で得たFKをグアルダードが直接狙うが、枠の上へ外れた。徐々にメキシコが主導権を握り、ファイナルサードに近づくシーンを増やすが、フィニッシュの精度を欠いてネットを揺らすことはできない。
それでも73分、ついにメキシコの攻撃が実る。自陣最後方からの縦パスを受けてスピードを上げると、ボックス内で受けたヒメネスがヒールで落とす。これをドス・サントスがダイレクトで沈めた。
ビハインドを背負ったアメリカは、メンバーを入れ替えながら決死の攻撃を仕掛ける。ファンの後押しを受けながら最後まで攻め続けたが、守備的な交代カード次々と切って守備を固めるメキシコを攻略できず。1-0でメキシコが勝利した。
この結果、メキシコは歴代最多8度目のゴールドカップ優勝を果たした。一方、連覇を目指したアメリカだったが、宿敵相手に母国ファンの前で敗れる悔しい結果となった。
■試合結果
メキシコ 1-0 アメリカ
■得点者
メキシコ：ドス・サントス（73分）
アメリカ：なし
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
